表裏源内蛙合戦 [舞台]
~WOWOWにて~
作:井上ひさし
演出:蜷川幸雄
音楽:朝比奈尚行
出演:上川隆也、勝村政信、高岡早紀、豊原功補、篠原ともえ、高橋努、大石継太、立石凉子、六平直政
昨年末の東京シアターコクーンでの録画上演をたまたま始まった時にTVの前にいたので観始めたら面白いのなんのって・・・・。TVの前から離れられませんでした。
それにしても10:30分に始まって終わったのがなんと14:40、4時間10分!?・・・長い!主役は出ずっぱりです。倒れないの?でもこの長さを飽きずに見せる演出と脚本と演じる役者さん達の魅力はすごすぎでした。
お話は「エレキテル」の発明や「土用の丑の日」、「キャッチコピー」の発案で知られる江戸時代の天才・平賀源内の一代記。天才と言われた彼の名前を知らない人はいないけど、さて、どんな人生だったのか?その最後は獄中死だった・・・なんて知らないですよね。
才能に溢れ、天才といわれた幼年期、奇人とと噂された晩年。源内の52年の生涯を“表の源内”を上川隆也、“裏の源内”を勝村政信と二人一役で演じ源内の才気や葛藤を描いていきます。
それにしても高岡早紀の美しいこと。怪しくってちょっと悪い女が似合いますね。最後は彼女は打ち首にされ源内に腑分けまでされちゃうんです。もちろん切られるのは人形ですけど・・・。
そして源内を取り巻く人々は一人で何役もこなすというものすごさ。お殿様が町人になったり、百姓になったり忙しいのです。登場人物は400人、しかもミュージカル仕立て、歌って踊ってそして下ネタ満載。
お話はくるくる変わって逸れていって、こんなこと源内の生涯に関係あるの?とか、へ~お江戸では高利貸しがこんな感じだったんだ、なんて江戸の小ネタもいっぱい。
もともとは井上ひさしさんが30代の1970年にテアトルエコーの杮落とし公演で書いたというものらしいです。舞台装置で後ろ全面が鏡となっているので、役者さんも気が抜けないんじゃないかしら。でもその鏡のお陰で舞台には大勢の人の倍の数で犇いて、そこは江戸になったり長崎になったり、江戸中期の風俗が歌と踊り、言葉遊びのパワー全開で演じられていきます。
なんといても上川さんがいいです。『パコと魔法の絵本』の時も驚きましたがまたまたファンになっちゃいました。^・^ 大阪公演もあったはずなのにこんな面白い舞台を生で観なかった事を後悔しました。でもTV画面だと役者さんの汗が飛び散る表情が見れましたから、それもよかったです。
みなみーさん、こんにちは。
niceありがとうございます。今年も宜しくお願いします。
by キキ (2009-01-14 00:09)
こんばんは。
上川達也、ほんとにうまい役者ですね。この舞台おもしろそう!
またTVで再放送してくれないでしょうか。
劇というのも楽しいものですね。
by coco030705 (2009-01-14 22:02)
cocoさん、こんにちは。
コメントとniceありがとうございます。
面白かったんですよ~。
劇場だと観客も舞台の後ろの全面の鏡に写るらしいです。
同じ役者さんが何役も演じているのがTVの方が分かりやすいんでしょうけど生で観たくなります。
主演の上川さん、勝村さん、共に素敵でした。
by キキ (2009-01-15 13:24)
あら?コメント入れたのに、入ってなかった(^▽^;)
改めて・・・
これ、蜷川演出ってことで観なかったんだけど、後悔!
再放送のときは是非みます!!
by みなみー (2009-01-19 08:47)
みなみーさん、改めてありがとうございます(^・^)/
主演が上川さんだったんで偶然私も見始めたんですけど
ラッキーでした。
再放送しないんでしょうかね~。
4時間なのでTVだとつい、トイレ行ったりお茶飲んだりお昼ご飯まで
食べちゃいました。
by キキ (2009-01-19 18:19)