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カフェ・ソウル [映画【か行】]

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韓国にやってきたフード・ルポライターの順(斎藤工)。偶然取材の為に訪れたソウルの路地裏の韓国伝統菓子店「牡丹堂」の味が気にいった順は、一人で店を切り盛りする寡黙な店主のサンウ(チェ・ソンミン)にお店を記事にしたいと頼み込むが断られてしまう。

そうこうしているうちに牡丹堂に地上げ屋のやくざがやってきて、サンウは喧嘩の末に大事な右腕を怪我して入院してしまうことに。立ち退きを迫られる中、 そこにミュージシャンを夢見て家を出ていた二男のサンヒョク(ジョンフン)が帰ってきて牡丹堂を盛り返すために順と共に奮闘する・・・というお話。

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人気韓流ドラマ「宮/Love in Palace」や「魔女ユヒ」で人気のジョンフン(=John-Hoon)と「春琴抄(2008)」など映画を中心に活躍する斎藤工が日韓でW主演する日韓合作の青春ドラマでかなり評判が良かったので観てきました。監督は「ボーイ・ミーツ・プサン」の武正晴。

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主人公の順はほとんど韓国語が出来ないし、編集長に依頼されたわけでもないのに何故かソウルにいて食べ物の取材をすると編集長(京野ことみ)に電話をするところから始まるこのお話。

地上げ屋がやってきた理由が外国に勉強に行くために家を出たはずの三男のサンジン(キム・ドンウク)が近所で洋菓子店をやるためだったんですがこのあたりから説明不足の連続。展開も新しくもなく、二男が実家を手伝うきっかけも、彼の我儘でバンドを辞めさせられたうえ、難聴の病気が見つかり仕方なくっていうのも二男がお菓子や実家に愛があったのが一番の理由となっていない。

たった一か月で兄が守ってきた味を受け継ぐのも早すぎですし、三男がとった実家の韓国菓子と自分が作る洋菓子の勝負、実家の店の名前に固執した理由もわかりづらく、そして地上げ屋のやくざが実はサンヒョクたち3兄弟の幼馴染だったり、勝敗を決める親分まで祖父のお菓子のフアンだったり・・・う~ん。それでいんですか、親分。

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ラストにギターを弾くジョンフンの姿が長く流れたので、もしかするとジョンフンのファンの為の映画だったのかも。ぎりぎりに入ったのでほとんど観れなかったけど、始る前もジョンフンのインタビューが流れているようでしたし、ポスター抽選会もあってたみたい。

順の実家が実は有名な和菓子屋であったのに今は無く、家族がバラバラに暮らしている過去が語られ、言葉が通じない日韓の青年たちが共に協力しあって苦難を乗り越えて家族の再生を図るというテーマはいいんですけどね。

総てがあっさりしすぎてもっと二男や三男の悩みや苦しみを説明してくれないと共感出来ない感じでした。特に三男の行動の訳は理解不能。期待しすぎて観た為か、残念。 

韓国伝統菓子はとっても美味しそう。食べてみたいです。 ★★★


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キキ

SORIさん、こんにちは。niceありがとうございます。
by キキ (2009-08-12 10:44) 

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