サマーウォーズ [映画【さ行】]
小磯健二(神木龍之介)、東京の高校2年生。夏休みに物理部の憧れの先輩、夏希(桜庭ななみ)にアルバイトを頼まれる。夏希の実家で曾祖母の誕生会を開くため手伝いで長野県の上田市まで来て欲しいという。
実家に集まっていたのは夏希の親戚の27人。夏希の曾祖母・栄(富士純子)は、室町時代から続く戦国一家・陣内(じんのうち)家の当主であり、一族を束ねる大黒柱でもある。
栄の誕生日を祝うために集った個性的な親戚の中で都会の内気な少年健二が戸惑っていると、夏希は健二を突然「私の婚約者だ」と公表してしまう。
『時をかける少女』の細田守監督の最新作です。観るつもりは無かったんですが友人に誘われて行ってきました。友人は高校の先生のお姉さんに強く勧められたのだとか。面白い映画ってそうやって口コミでひろがっていくんですね。114分があっという間でした。
昔からありそうで無い話を漫画のような話だね、なんて言いますけど、このお話も無さそうでありそうな・・・まあ、なんといいましょうか。
まず主人公健二は数学の天才という設定。他の人なら全く分からない数式を解くのが得意な少年。普段ではあんまりお見かけしない意外にすごい能力者だった。そして夏希の実家は戦国時代から地主の旧家で曾祖母は政界にも通じているらしいし、夏季の叔父陣内詫介(斎藤歩)もアメリカから突然帰ってきて何かありそうだし、親戚のメンバーもそれぞれタダものではない。それが分かるのがお話が仮想世界OZでの戦いに移り始めてからかな。
夏季の従兄弟が出場中の夏の高校野球・長野県予選もOZとの戦いと並行して行われていて、その出場校も本当にある高校の名前です。松商学園が出た時は長野県民歴14年の私としてはとっても嬉しい。^.^
なんで舞台が上田市なのかって疑問に思ったんですけど、長野の友人の話だと監督の奥さんが上田市出身なんだとか。監督にとって上田は土地勘がある場所なんですね。長野ではこの映画はかなり盛り上がっているらしいです。
で、現在もネット社会ではありますけど、このお話ではもっと便利なシステムが発達していて世界中が生活と密接に結びついているみたいです。
そこに謎の人口AIが出現。何故か主人公健二のアバターを奪い、ネット世界をめちゃめちゃにした挙句、現実の世界まで混乱させ始め、なんと世界破滅の危機まで!陣内家滞在中の健二がTVでは犯人扱いで・・・そりゃ戦うしかないよね。
そんな訳で世界の危機に立ち上がる曾祖母・栄と主人公と夏季や親戚の皆さん。沢山いる親戚もそれぞれの意味があるし、最終的武器も携帯やゲーム機器だったり。戦国時代を戦った旧家の平成の合戦は携帯ぴこぴこでなんとも面白いです。
パソコンには縁がなかったりアバターってなに?って方にも初めに(「レッドクリフ」が三国志のあらすじを説明してくれたみたいに)簡単な解説が入るのでかなり分かり安くはなっています。反対に花札のルールは説明がないんでわからないかなぁ。
細田監督ってポスト・ジブリってよく言われていますけど、この映画はやっぱりすごい!!『時かけ』より確実にパワーアップしてます。映像の美しさ、音楽、ストーリー、沢山のキャラクターやアバター達にも感動させられたり笑わせられたり、ちょっとしんみりしたり。古くて新しくていいです。
帰りる時はとてもほんわかしちゃうので観ようか観まいかと迷っている方は是非是非、映画館で観てくださいね~。私もお勧めしちゃいますよ。
★★★★☆
映画館に行きたくなりました!
by みなみー (2009-08-22 14:06)
みなみーさん、こんにちは。
niceとコメントありがとうございます。
体調良くなったら観てくださいね。
日本のアニメはすごいなって久しぶりに思いました。^.^
by キキ (2009-08-23 06:53)
こんにちは。
期待以上の作品で楽しかったです☆
最後に頼りになるのは人の絆というのがいいですよね~
日本のアニメの底力はこれだ!と世界に言いたくなるような作品でした(笑)
by non_0101 (2009-08-23 14:32)
non_0101さん、こんにちは。
niceとコメントありがとうございます。
ほんと、面白かったです。
細田監督の『デジモンアドベンチャー/ぼくらのウォーゲーム!』(2000)
という作品の焼き直しって情報です。
今回の作品は大人も楽しめるってところがいいですね。
by キキ (2009-08-23 20:29)
こんばんは〜。
キキさんのレビューに加え、会社の後輩が「おもしろかったですよ」って言ってたんで、見てきました。
う〜む…。見ながら「どうしてあのおじさんをもっと早く探さないのかな?」とか「弾道弾迎撃ミサイルか戦闘機で撃てば?」とか細かいツッコミを入れてました(すみませんちょいミリ親父なんで)。
おばあさんは良い雰囲気でしたね。私の実家も典型的な核家族で、子供の頃から一人でず〜っとメシ食ってましたね。親戚づきあいも今はほとんどありません。でも、体験したことないのに、あの実家の雰囲気、どこか懐かしい気分になりますね。
by しまうま (2009-08-25 01:01)
しまうまさん、こんにちは。
コメントとniceありがとうございました。
しまうまさん、観た映画には細かい突っ込み入れてますね~。
私は日本のアニメってやるなぁ♪ って素直に喜んで帰ってきました。
前回期待して観たポニョはがっかりだったのでかも?^.^
by キキ (2009-08-25 21:23)
花札は、基本的に派手な手ばかりだったので、何となく勝っている雰囲気は伝わっているかと思います。最後なんて、五光、猪鹿蝶、赤短、青短と役だらけでした。
対侘介戦は、ルールがわからないと面白くないですね。
by バラサ☆バラサ (2009-09-02 00:57)
バラサ☆バラサさん、こんにちは。
コメントとniceありがとうございます。
花札のルールはさっぱりでした。
今から見る人はルールを知ってから見てもいいかもですね。
by キキ (2009-09-02 20:33)