ビッグ・アイズ [映画【は行】]
実話をベースに現在も存命の女性画家のスキャンダルをティム・バートン監督が描いています。
アニメーションでもなく常連のジョニー・デップもヘレナ・ボナム=カーターも出てないバートン監督の映画は久しぶりです。
ヘレナとバートン監督は破局したという話ですものね。
今回の主演はエイミー・アダムスとクリストフ・ヴァルツです。
1960年代にブームとなった「大きな目の子ども」の絵画の作者が実はゴーストライターだったというお話です。
夫・ウォルター(クリストフ・ヴァルツ)は口が上手く商才の才能はあるけど絵の才能はなし。
妻・マーガレット(エイミー・アダムス)の才能を認めて自分の描いた絵として売り込みを始めます。
マーガレットは美大出身でバツイチ、知り合ってすぐに結婚したふたりでした。
最初はマーガレットもあの絵は自分の描いたものだ、と夫に抵抗はするのですが女性がまだ世間に認められにくい時代ということもあり夫に言いくるめられてゴーストライターとして次々に作品を発表し続けます。
プール付きの豪邸もお金も手に入れたマーガレットですが破たんがやってきます。
夫のひどい仕打ちに逃げ出すマーガレット。
やがてマーガレットは絵は自分が描いたものだとラジオで告白、大騒ぎとなるのです。
法廷ではお互いが「自分が描いた」と言い張ったため裁判長は「大きな目の子ども」を同時にふたりに描かぜるという手段をとっていくのですが…。
なんとも嫌な男をクリストフ・ヴァルツが演じていました。
タランティーノ監督作品で2度のアカデミー賞助演男優賞に輝いたヴァルツですが他の監督だと光らない感じがします。
今回も嫌なだけな男でちょっと残念。
実在のご主人の方はすでに亡くなっているそうです。
アカデミー賞ノミネートの常連、エイミー・アダムスも男運が悪い女性を演じてます。
2度の結婚で2回も夫から逃げださなきゃならないなんて辛いですね。
最後に実在のマーガレットとエイミー・アダムスが並んで撮ったツーショットが映し出されます。
マーガレットの絵が無ければウォルターの栄光は勿論無かったのですが、逆にウォルターの売込みが無かったらこの奇妙な絵も注目されてなかったんじゃないかと思われますし…複雑な関係の芸術家夫妻のお話です。
こんな事がアメリカでも本当にあったんだと驚きましたが鬼才と言われるバートン監督の映画としては『ビッグ・フィッシュ』みたいなファンタジー色も無く、事実を元にした普通な映画だったと思いました。
★★★☆
youyou_sさん、こんにちは。
niceをありがとうございます。
by キキ (2015-02-09 19:54)
makimakiさん、こんにちは。
niceをありがとうございます。
by キキ (2015-02-09 19:54)
coco030705さん、こんにちは。
niceをありがとうございます。
by キキ (2015-02-09 19:55)
月夜のうずのしゅげさん、こんにちは。
niceをありがとうございます。
by キキ (2015-02-15 10:38)
いまの時代なら、妻が作家で夫がプロデューサーなんて、
ごくふつうにある話なのに・・・
目の大きな子供の作品が、ミステリアスなだけに、
もっとミステリー色の強い映画なのかと思ってました(^_^;
by のらん (2015-02-15 16:15)
ネオ・アッキーさん、こんにちは。
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by キキ (2015-02-15 18:57)
のらんさん、こんにちは。
エイミー・アダムスとクリストフ・ヴァルツ主演で監督がティム・バートンならばと期待していったのですが普通のお話でした。
実話が元なのでそうなったのかもしれません。
by キキ (2015-02-15 19:03)
non_0101さん、こんにちは。
niceをありがとうございます。
by キキ (2015-02-15 19:03)
mat-chanさん、こんにちは。
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by キキ (2015-02-15 19:05)
ケイトさん、こんにちは。
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by キキ (2015-02-22 14:04)
さらまわしさん、こんにちは。
niceをありがとうございます。
by キキ (2015-04-29 15:48)