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ハイドリヒを撃て!「ナチの野獣」暗殺作戦 [映画【は行】]

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日本では猿人類作戦と呼ばれているらしいのですが「エンスラポイド作戦」、ナチス高官の暗殺に唯一成功したハイドリヒ暗殺計画の様子を描いた映画です。


第2次世界大戦中の中期、ナチス・ドイツは占領地域をヨーロッパのほぼ全土に広げていました。
ヒトラーの後継者とも呼ばれたナチスの高官ラインハルト・ハイドリヒは別名「金髪の野獣」とあだ名される残忍な男でナチスではナンバー3の実力者。

ユダヤ人大虐殺の実権を握っており、1941年からベーメン・メーレン保護領(チェコ)を副総統として統治していいました。


この男の危険性を重要視したイギリス政府とチェコスロバキア亡命政府は、ヨゼフ(キリアン・マーフィー)、ヤン(ジェイミー・ドーナン)ら7人の暗殺部隊をパラシュートによってチェコ領内に送り込みます。


ヨゼフたちはプラハの反ナチス組織や協力してくれる一般の家族に接触しますが、そんな計画は失敗しても成功してもプラハの市民の大虐殺につながると反ナチス組織も賛成しません。


前半はヨゼフら暗殺側の作戦の実行までの葛藤とほのかな恋、そしてついに実行される暗殺の様子です。
後半はハインリヒを失ったことに激怒したヒトラーがまったく関係ない人々や村ごと消滅させる報復に出た事。
結果1万3千人の人々が殺されることになります。
それでも実行の犯人は見つからないままだったのですが、宝生金目当での仲間の密告で追い詰められていくこととなるヨゼフたち。

その過程でヨゼフを匿った家族への悲惨な拷問には息を飲みますし、事実をそのまま映像化しているようです。


ナチス軍の次々に現れる兵士、そして圧倒的な武器に追い詰められ教会の地下で水攻めにあうヨゼフ。

最後に彼の目の前に現れるのは・・・。


日曜に「ダンゲルク」も観たのですが、こちらを観てしまったら「ダンゲルク」が飛んでしまって、レビューを書こうかと思ったんですが書けなくなってしまいました。

沢山の戦争映画を観ましたが、改めて戦争はこんなにも悲惨で恐ろしく、ナチス・ドイツの行った血も凍る残忍さに驚いてしましました。

もうすぐ上映が終わるので興味がある方は早めにご覧ください。


主演は「ダンゲルク」にも謎の英国人役(船に助けられてある人を殺しちゃう彼ね)のキリアン・マーフィー。


監督は「フローズン・タイム」のショーン・エリス。

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