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ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー [映画【か行】]

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マーベルコミック原作が映画化でキャラはあれこれ設定が変わっているみたいです。

赤いジャケットのピーター・クイル(クリス・プラット)は自らをスター・ロードと名乗るトレジャーハンター。
幼いころに宇宙人に誘拐されてからは窃盗・密輸団によって育てられて成長。

ある時ピーターは無限の力を持つパワーストーンの「オーブ」を入手するがその後逮捕されて刑務所にぶち込まれる。
刑務所に入るきっかけともなった天才メカニックのアライグマ・ロケット(ブラッドリー・クーパー)やその相棒の樹木型宇宙人グルート(ヴィン・ディーゼル)、緑色の皮膚を持つ美しき暗殺者ガモーラ(ゾーイ・サルダナ)、家族の復讐心で突っ走る一途な破壊王ドラックス(デイヴ・バウティスタ)と一緒に刑務所を脱走、ピーター率いるチーム“ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー”としてパワーストーンをめぐる宇宙存亡を懸けた戦いに巻き込まれていくのだった。
負け犬人生だった彼らは、この100%勝ち目のない無謀すぎる戦いに果たしてどう挑むのか!?

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命知らずのトレジャーハンター、ピーター・クイル。
肌身離さず持っているのは、亡き母の形見の70年代ヒット曲入りカセットとウォークマンです。
映画の中でもこのカセットに入っている曲がかかっているという設定。
カセットって20年以上使ってても再生できるんですね。
(このサントラ、かなり売れているらしいですよ。)

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次回制作も決まっているんですって。
人物紹介は省けた次回以降、さらに面白くなっていくんじやないかしらと思います。
アメリカンジョークが理解出来たらもっと面白いのかもね。

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主人公のクリス・プラットがなかなかかっこいいのですが、彼はテレビのコメディ番組の助演で主に知られてきた役者さん。
『マネーボール』で野球選手を演じたこともあるけど、129kgあった体重を今回の主演の為に6か月かけて絞ったらしいです。

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右のぽっちゃりがそう。宇宙を股にかけるヒーローはやっぱりぽっちゃりじゃダメよね。

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監督はジェームズ・ガン。
ベニチオ・デル・トロがコレクターっていう不思議な役で出ています。
緑の肌のゾーイ・サルダナは「アバター」では青い肌のヒロイン演じてましたよね。
彼女はすごくプロポーションがいい~、足が長い。
今回ほんとにそう思いました。

最後まで観るとおまけ映像付きですので席を立たないでくださいね。★★★☆

 

 


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渇き。 [映画【か行】]

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デートムービーには向きませぬ。
でもデートで来ている若者の多いこと。
ポップコーン食べながら観る映画じゃないです。

第3回「このミステリーがすごい!」大賞受賞の深町秋生の小説「果てしなき渇き」が原作。
コミックにもなっているようです。
その内容から実写化は無理だろうと言われてたものを『告白』『下妻物語』の中島哲也監督が脚本・監督したサスペンスミステリー。
失踪した自分の娘を捜す元刑事のお話なのです、が。

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中島監督の『パコと魔法の絵本』では1日しか記憶が持たない少女の為に少女の好きな絵本のお話を上演する頑固じじいを感動的に演じていた役所広司。
今回はまあ、この娘も悪いがお前が一番悪いやろ?と思われる父親を演じてます。

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娘が数日前から帰ってこないと元妻からの突然の電話に、離婚して刑事の職も失って今では警備員をしながら空虚な生活をおくる藤島(役所広司)は目がギラギラ、俄然張り切って娘を捜し始める。

それは娘が心配なわけじゃない。
自分が壊した「家族のいる生活」に戻れるかも?という淡い期待のせい。
自分の為だけなのである。

元刑事はまるで今も刑事の様に娘の同級生、先生、通っていた病院のドクターなどから情報を集め始める。
美人で成績優秀な娘だと思っていた父親は部屋からは大量の麻薬を見つけ、同級生の話から悪魔のような娘の真実の姿を知っていくのだった。

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出演者が今回もかなり豪華で役所広司(父)、妻夫木聡(刑事)、二階堂ふみ(同級生)、橋本愛(同級生)、國村隼(医師)、オダギリジョー(刑事)、中谷美紀(教師)、青木崇高(ヤクザ)など。
中島監督のお馴染みメンバーも多いです。

新人の小松菜奈がヒロインを演じているのですがこの子がなんとも可愛い女子高生で悪魔は悪魔の姿をしていないという意外性を出すのには一番効果的な女の子だったと思います。
この世は不思議の国で私は何をしてもいいのよと同級生の男の子も大人たちもコロコロと操ってしまうのね。

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でもま、とにかくグロです。
死体も内臓もたくさんでます。
覚悟して観ても目を反らしてしまう切ったり裂いたり踏んずけるシーンが沢山。

アニメーションが多く使われてていじめで水に沈んでいく少年とか。
殴ったり蹴ったり撃ったりするシーンには一瞬画面が真っ赤になるとか。

時間が現在と3年前と現在の少し先を行ったり来たりするので少し混乱します。

父親の救いようのないダメっぷり、母親の無責任さをこれでもかと描きます。
だからこんな娘が育ってしまって周りを不幸にし続けたのかということなんでしょうか。
こんなお父さん、誰だっていらないよ。

妻夫木刑事もオダギリ刑事も、医者も高校生もまともな人が出てこないし感情移入できないし、救いのないラストでぞっとしてしまいます。
中島監督にはもっとポップな楽しい映画を撮って欲しいなと思いました。 ★★☆

高校生1000円キャンペーンをしているというのは謎です。
映画代安くしてまで高校生に見せる意味が解らないです。


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グランド・ブダペスト・ホテル [映画【か行】]

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このポスターからもわかるんですが名優揃いです。
主演はレイフ・ファインズ。
それから日本でも人気が高いのはエドワード・ノートン、エイドリアン・ブロディ、ジュード・ロウあたりでしょうか。
好きな俳優さんが出てきたらにやりとしてしまいます。

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注目してほしいのは「スノー・ピアサー」で出っ歯の嫌な女演じていたティルダ・スウィントン。
今回は84歳の老女マダムD役・・・前作もびっくりでしたが今回も彼女ってわかんないよ。
美人なのにね。

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それとフランスの名優、「潜水服は蝶の夢を見る」のマチュー・アマルリック。
三上博史さんに似てない?

私が大好きなウィレム・デフォーも。
今回はニヒルな殺し屋役でしかも出番が多くて超嬉しい。
やっぱり好きだ~♪
彼がスキーで雪山を逃げるシーンはいかにもっていう作り物感がいいです、新しい感じ。

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「つぐない」の美少女シアーシャ・ローナン、今回も透明感があって可愛い。
マダムDには悪いけど紅一点って感じかな。

私は予備知識なしに行ったのですが少し映画の内容を知ってる方が楽しめそうです。
まず題名から勝手にハンガリーのブタペストのホテルのお話かと思っていたら違っていました。
東ヨーロッパの架空の国が舞台ということなんです。
でも戦争も絡んでくるお話なので、実はオーストリア=ハンガリー帝国の崩壊が暗示されているようです。
映画の撮影はポーランド国境のドイツとのことで石畳や街の景色がとても美しいです。

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ストーリーは現代から始まり、やがて1960年代へ。
ホテルのオーナーゼロが語る一文無しだった彼が〝なぜこのホテルを所有できたのか”という謎。
彼がホテルに泊まっていたある小説家に語りはじめます。

1932年へと時代は移り、グランド・ブダペスト・ホテルは名コンシェルジュのグスタヴ・H(レイフ・ファインズ)が仕切っています。
当時グスタヴは密かにお金持ちで高齢で金髪のマダム達に究極のおもてなしを提供していたので、彼がお目当てのマダムが沢山訪れておりました。

そんな彼の長年のお馴染み客の一人、マダムD(ティルダ・スウィントン)が殺されてしまいます。
実は遺産目当てに実の息子(エイドリアン・ブロディ)によって殺されていたのですがマダムは自分が殺される予感があったのしょう、グスタヴに遺産の一部、貴重なルネッサンス時代の絵画を譲るという遺言を残していたのです。
グスタヴは欲と怒りに狂った息子にマダム殺しの罪の濡れ衣を着せられ刑務所に入れられてしまいます。
刑務所からの脱獄は「大脱走」を観ているようでワクワク。

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グスタヴと一緒に行動するのが若き日のゼロ(トニー・レヴォロリ)。
この頃はホテルの見習いベル・ボーイです。
グスタヴとは仕事の上司と部下いう関係から親子のような信頼関係になっていきます。

グスタヴの無実を晴らすため、ゼロは婚約者アガサ(シアーシャ・ローナン)と共にマダムの息子や彼の放った刺客(ウィレム・デフォー)と戦います。
無事にグスタヴの疑いは晴れ、絵画もホテルもグスタヴのものになり、ゼロはアガサと結ばれ、みんな幸せになったかと思うのもつかの間、戦争という時代の波が、病気という不幸が・・・ゼロからすべてを奪い国家さえも変わってしまいます。

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とにかく間合いが絶妙。
ウェス・アンダーソン監督のカラーが出てるってことですが「ダージリン急行」しか観てないから私は多くを語れません。
でも衣装や小物や舞台美術、音楽が凝りに凝ったものであるというのは一目瞭然。
監督は自ら架空の国の国旗、新聞やパスポート、ピンクに彩られたケーキやケーキを包む可愛い箱までも作り上げたといいます。
もう随所に映画作りが楽しくて仕方ないという想いが伝わってくるのですが、緩い笑いが観てる人の好き嫌いを分ける気もします。
映画を普段観てない人が観ると凝った作りが逆に退屈かもしれません。
時代があちこち変わるので最初は分り辛いですね、レンタルなら数回巻き戻すと思います。

遺産争いのドタバタ殺人事件に巻き込まれた主人公たち、でも事件は解決してもいいことばかりじゃない。
謎は解けてやがて涙がこぼれ落ちるラストへと。
笑って泣いて、甘いお菓子と苦い殺人事件がいっぱいの映画でした。

この映画、エンドロールの曲が躍りだしたくなる曲(バラライカ?)なのですが最後の最後にダンスを踊る可愛いアニメーションが右端の画面に現れるんですよ。
なので混乱して早々に席を立ちたくなった方も最後まで座ってウェス監督のこだわりを感じて欲しいなと思います。
  ★★★★☆

   予告をどうぞ。

監督とキャストもこの映画を語ってます。映画を観た人が観るとさらに面白いですよ。


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キャプテン・アメリカ/ウィンター・ソルジャー [映画【か行】]

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既に2011年、10月に公開の前作「キャプテン・アメリカ/ザ・ファースト・アベンジャー」、2012年、8月公開の「アベンジャース」でキャプテン・アメリカは世界を救っております。

ソー、アイアンマン、ハルクは知っていてもアベンジャーズのチームリーダー・キャプテン・アメリカの過去と活躍を知らないと今後続々と作られるマーベル・コミック原作の映画がわかり難いかなと思われます。
違う物語のヒーローたちを次々と映画化して更にその全員で戦う「アベンジャーズ」なんてもう、ヒーローの騎馬戦や~♪って感じです。

ところで1作目の「キャプテン・アメリカ/ザ・ファースト・アドベンチャー」のストーリーを超簡単に復習すると、
第2次大戦下、病弱のため兵士として不適格とされた青年スティーブ(クリス・エバンス)は、強い愛国心から軍の極秘実験「スーパーソルジャー計画」の被験者第1号になって強じんな肉体と破壊不可能な楯を武器に戦うヒーロー、キャプテン・アメリカとして生まれ変わります。
そしてレッド・スカル率いるヒドラ党との戦いに挑みますが、爆弾を落とすために北極に沈んで氷漬けとなってしまうのです。
その70年後の現代、北極で氷漬けとなった飛行機と共に発見されるスティーブ。
彼は生きており、S.H.I.E.L.D.(国際平和維持組織シールド)の基地に運ばれ治療を受け蘇り、眼帯がチャームポイントのシールド長官・ニック・フューリー(サミュエル・L・ジャクソン)から新たな任務が言い渡される・・・というものです。

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アベンジャースの戦いから2年後、今回はそのヒドラ党が現代にも生き残っていてキャプテン達を襲います。
シールド長官のニックまでヒドラ党に撃たれて死んでしまいます。
周りの誰もがキャプテンの敵で、頼れるのはスカーレット・ヨハンソン演じるブラック・ウィドウだけ。
逃亡者となってしまうふたりなのです。

展開がものすごく速くてお話についていくのが精いっぱいです。
ニックが襲われる時に乗ってる車も音声で操作出来る人工知能付きなんですけどそんなことに感動している暇すら与えてくれません。

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キャプテンはソーみたいに神様じゃないし、アイアンマンみたいに機械のスーツを身にまとっているわけでもないし、ハルクのように巨大化するわけでもないし、70年の氷漬けから蘇るほど強靭ではありますけど一応生身の人間です。
乱暴者だったり変人で大金持ちとかの他のメンバーに比べるとかっっ・・なり地味目な印象ですが、なんてったって国の名前を背負ってますからね。
なので(か?)ハンサムで、真面目で、きっちりしてて、まっすぐな正義感の持ち主という性格が与えられてるのでそれが最大の武器なのかもしれません。
そんな彼だからブラック・ウィドウもキャプテンが好きなのかなあ?と思わせるシーンもちょこっとあります。
氷漬けで70年だなんて扱いがひどすぎるよね。
でもそんな彼を助けてくれる味方も出てきて戦いは空へ広がっていきます。

サブタイトルになっている最大の敵、ウィンター・ソルジャーなんですが、実は1作目の第2次世界大戦の時に共に戦って死んだはずの親友バッキーだったというのが今回の見所。
愛すべき親友を倒すことが出来るの?なんて可哀想なキャプテン。
そして記憶を失くしているウィンター・ソルジャーを操っている影の悪人は誰なのかを暴き、恐るべき大量殺人の陰謀を防がなきゃなんないのです。

次のシリーズにつながるお楽しみな場面も沢山ありますし、やっぱり楽しい映画ですね。
逃亡中は別ですがずっと黒い服着てたキャプテン、でもやっぱり青と赤のアメリカンで派手な、あのコスチュームは着なきゃいけないのねと後半クスリと笑ってしまいます。
スカーレット・ヨハンソンは低い声がすてき。
今回もハードなアクションを抜群のプロポーションで華麗に演じてます。
エンドロールが終わるまで席を立つのは禁止なのは今回も同じです。 ★★★★

監督はアンソニー・ルッソとジョー・ルッソ。

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ちょっと先の話になるんですがマーベルは、続編「キャプテン・アメリカ3(仮題)」を、2016年5月6日に全米公開すると正式に発表しています。
さらにワーナー・ブラザースが「マン・オブ・スティール」の続編にあたる「バットマンVSスーパーマン(原題)」を同日に公開すると発表しているそうです。
う~ん、バットマンとスーパーマンがなんで戦うのかしら?
でもキャプテン、そんな大喧嘩の映画が出来ちゃったらワーナーブラザーズに負けそうですね。
アメコミ原作の超大作2本が興行成績で直接対決なんてすごいこと考えるもんです。
でもその前に「アベンジャース2」が観れそうです。

本作の予告編はこちらから。


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かぐや姫の物語 [映画【か行】]

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高畑勲監督によるスタジオジブリの最新作です。
高畑監督作品は「ホーホケキョとなりの山田くん」(1999)以来14年ぶりです。

原作は日本最古の物語といわれる「竹取物語」。
宮崎監督作品の「風立ちぬ」時から劇場では公開に向けて予告が入っていましたが(本来は「風立ちぬ」と同日公開を目指していたようです)11月23日に公開されました。
とても気になっていたのですがやっと1か月後のこの連休に見ることが出来ました。
なんと製作期間は8年、製作費は50億円です。

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予告はかぐや姫と思しき姫がものすごい形相で着物を脱ぎ捨て走って走って、転んでは走る姿が映し出されます。
なぜ姫が疾走するの?
そこに姫が犯した罪と罰とは?なんて印象的なキャッチコピーを言われたら気になっちゃいますよね。

それにしても動きが速いのにまるで筆の手書きで描かれたような荒い絵。
古いけど新しい感じがしてすごいですね。

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鑑賞後考えたのは「竹取物語」というよりいい意味での「日本昔話」だったなあということ。
物語の初めにはとても懐かしい風景が広がっていました。
物語は姫の視点で進んでゆき、自分の意思を持っていて嫌なものはイヤという女の子に描かれていました。
あ、もともとかぐや姫はそんな姫ですね。そう考えたら現代的なヒロインなのかな。
違うのは高畑流のかぐや姫では5人の求婚者たちをことごとく断るのも月にやがて帰るからって理由じゃなくて、初恋のお兄ちゃんが心の中にいたから。

姫は虫や鳥や動物たちのように生きることを夢見て下界に来たのに、育ての親の翁は貴婦人のような生活を姫に与えてあげたくて。姫を大疾走させる原因になっちゃうけど(夢オチですが)親と娘の想いはいつの世も違うのね・・・。

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姫を愛してやまない翁の声を担当していたのは地井武男さんでした。
高畑監督は作画完成前に声を先行して収録するプリレコーディング(prerecording)、その略であるプリレコとも呼ばれる手法を採用していたので公開時には既に故人だった地井さんの声を今聞くことが出来ました。
地井さんには遺作となっています。
一部代役として三宅裕司さんが翁の声を演じていらっしゃるようです。

他の声優さんたちも俳優さんが演じているので演じている俳優さんに似た作画になっているようです。
特に伊集院光さん演じる阿部右大臣はそっくりです。

個人的にお気に入りなのは田畑知子さん演じるかぐや姫のお付きの侍女・女童。とてもかわいい。

それとかなり気になったのは姫の最後の求婚者である御門のあごがとても、長い。
これは中村七之助さんのイメージなんでしょうかね。(笑)

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竹取物語で語られる不死の薬のくだりはありませんでした。
御門が不死の薬を燃やしたその山が富士山と呼ばれることとなったという・・・。

姫の罪と罰とは何か。
地上に憧れることが罪、地上に下されたのが罰なのかと考えつつエンドロールを見つめました。
天上のお迎えの人が仏様の姿で描かれていました。
答えの出ない物語、そこがいいのかも。
高畑監督でないとみせてもらえない世界が広がる映画でした。  ★★★★ 


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キャプテン・フィリップス [映画【か行】]

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トム・ハンクス主演で実際に起こった事件の映画化です。
原作は、船長リチャード・フィリップスのノンフィクション。
『ボーン』シリーズや『ユナイテッド93』などのポール・グリーングラス監督作品。
 
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2009年4月。
いつものように家族を残しアメリカのコンテナ船マークス・アラバマ号に乗り込むフリィップス船長(トム・ハンクス)。
船は援助物資5000トン以上の食糧を積んでケニアに向かうべくインド洋を順調に航行。
やがて船がソマリア沖に入った時、レーダーが不審な影を見つけます。
それはこのあたりを通行する船を狙うソマリアの海賊のボートでした。
 
一度はタンカーからの排水や波を起こして海賊船を近づけないように追い払うことに成功するのですが、簡単には諦めない海賊たちは再びマークス・アラバマ号を占拠します。
 
武装した海賊たちと違い武器を全く持たない船長達は出来る限りのクルーを船の奥に隠すことで守り、自分は海賊たちに銃を突き付けられながらも海賊行為を諦めるように説得を続けていくのですが聞き入れられません。
 
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このあたりの海域に海賊が頻繁に出没していることは情報として船長には伝えられています。
そんな危険な地域に武器も持たせず航海をさせるのはどういうことなんだろうという疑問も湧いてくるのですが案の定やってくる海賊たちになすすべもありません。
 
映画ではソマリアの貧しさと政治の不安定さをマークス・アラバマ号の出航と並行してみせるので、ガリガリに痩せた漁師である海賊がそうしなければ生きていけないことも理解出来ます。
マークス・アラバマ号寄りにもなれないし、かといって海賊寄りにもなれないし。
歯がゆい限りです。
 
やがて大金をせしめられないと分かった海賊たちは船長を拉致して人質にしてしまします。
コンテナ船には小さい救助船がついていてそれで国に帰らせるつもりの船長が一緒に連れ去られてしまったのです。
身代金をもらって大金をもらったらすぐにもアメリカに返すと話すボスのムセ(バーカッド・アブディ)。
一方人質を取られたアメリカ側も黙ってはいません。
国家の威厳をかけて海軍特殊部隊が船長救出の為に動き始めるとその大規模な作戦に目が丸くなってしまいます。
交渉人も出てきて言葉巧みに騙されていく海賊たち。
アメリカ海軍を相手に4人の漁師が勝てるはずもなく、ソマリアが助けに来ることもありません。
 
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トムの他には有名な俳優さんがいないのですが海賊のボスのムセを演じた俳優さんは印象的でした。
ラストは目隠しをしたキャプテン・フィリップスの体は血の雨。
大国の論理で解決する終末にスカッとするどころか虚しさを覚えてしまいます。
仕事に厳しくクルー想いで頼りがいがあり家族を愛するキャプテンを演じるトム・ハンクスは今回もさすがの演技でした。    ★★★★

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コールド・ウォー 香港警察 二つの正義 [映画【か行】]

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香港アカデミー賞の第32回香港電影金像奨の主要9部門での受賞を果たした「コールド・ウォー(寒戦)」観てきました。
香港四大天王のアーロン・クォック、アジアを代表する名優レオン・カーファイ、「李小龍マイブラザー」でブルース・リーを演じたアーリフ・リー、そして特別出演のアンディ・ラウなど名優揃いですごい!!

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香港の繁華街モンコックで爆破事件が発生。
そこに駆け付けた5人の警官が車ごと何者かに拉致され、身代金を要求される。
拉致された5人のメンバーの中には香港警察「行動班」副長官リー(レオン・カーフェイ)の一人息子がいた。
冷静でいられないリー副長官は息子の救出を焦り、全署を挙げての人質救出作戦“コールド・ウォー”を発令する。

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一方、リーと次期長官の座を争う「保安管理班」副長官ラウ(アーロン・クォック)は、身内の捜査に深く関わるリー副長官に反発し自らが指揮を執ると激しく対立する。

リーは現場担当、ラウは事務職担当の副長官。
両者には時期長官をかけての権力闘争もある模様。

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香港警察のプライドをかけて必ず事件を解決させねばならない二人。
その一方、実はどちらかがこの事件の黒幕なんじゃないのかと画面から目が離せません。
低音がビンビンと響いてきて床が震えるほどの効果音が二転三転するストーリーを盛り上げます。
先が読めなくてドキドキですし、ラウ副長官のアーロン・クォックの目力が凄くてこれはやっぱり映画館で観る映画と思わせます。

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ラウが主導権を握るものの身代金は犯人に取られ逃がしてしまいます。
しかも人質の警官一人は殺され、ラウの右腕の部下も殉職。
身内の警察内に内通者がいるのか。
打ちひしがれているラウに汚職捜査機関が今回の事件の主犯の容疑をかけてきます。
騒ぎすマスコミ。
しかし事件の真相は意外な方向に進んで次はリーに容疑がかけられていくのです。

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身代金譲渡、カーアクション、銃撃戦、ビルや車の爆破の他、相手の出方を探る心理戦もあり、頭がついていかないほど複雑に状況が変わっていくのにテンポもよく登場人物もキャラがしっかりしているのでとてもわかりやすいです。
「インファイナル・アフェア」以来の傑作、10年に一本の脚本と言われるのも頷けます。
「インファイナル・アフェア」では手の内を見せての追い詰められ感が半端なかったですけどこちらは最後に明かされる真実なので心臓には響かないけど別のドキドキ感が楽しめます。
男くさ~い映画ですが香港オールスターキャストで対決する警察サスペンスアクション、お近くで上映していたら観てくださいね。102分があっという間でかなりお勧めです。

大阪ではシネマート心斎橋にて上映中。   ★★★★★

監督・脚本 リヨン・ロクマン、サニー・ルク


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清須会議 [映画【か行】]

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三谷幸喜監督が自らの小説を映画化したものです。
役所広司さんを始め佐藤浩市など三谷映画の常連も沢山の豪華キャスト。
連日三谷監督がいろいろなメディアで宣伝してましたから今回も沢山の観客動員になりそうです。
でも、観た方のレビューが「三谷監督作品中、最低だ」と書かれていたので早々に観に行って来ました(笑)

三谷作品に期待するものって「笑い」ですよね。
今回のお話は時代劇で史実ベースですので意外な展開はありませんでした。
しかも時代劇だからって合戦シーンもありません。
勝家と秀吉のお市の方(鈴木京香)をめぐる恋愛争いはちょっと面白いので、大泉洋さんのセリフの時に「ぶっ!」と吹き出す方が同列におひとりいらっしゃいましたが他には笑いは聞こえてきませんでした。

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天正10年、京都・本能寺でで織田信長が家臣の明智光秀に討たれ亡くなります。
映画では夜、寝てる信長が本能寺が焼ける臭いで「臭い・・・」って起きたので、面白くなりそうだなって思ったら詳しい顛末はなくて亡くなる様子も描かれず、黒く焼け落ちた屋敷跡に佇む柴田勝家(役所広司)と丹羽長秀(小日向文世)。
そこで二人は清須城で織田家の後継者と領地配分を決める会議を開くことを決めます。

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清須に集まったメンバーは勝家、長秀、羽柴秀吉(大泉洋)、池田恒興(佐藤浩市)の4人。
(織田四天王の一員・滝川一益は間に合わず欠席)

次の織田家の後継者に柴田勝家と丹羽長秀は信長の三男(坂東巳之助)を推し、羽柴秀吉は最初は次男・信雄(妻夫木聡)を推すのですがそのうちアホだとはわかっていた次男がとてつもないアホだということが紅白かけっこでわかり、信雄に愛想を尽かした秀吉は信長と一緒に亡くなった長男の幼い息子・三法師を新たに後継者として立てることを思いつきます。

歴史ドラマでは信長から秀吉に時代が移ってしまう瞬間として象徴的なシーン、幼い信長の孫・三法師を肩に乗せて現れる秀吉の姿は有名ですけどここまでくるまでには裏ではこんなことが行われていたのね、っていう歴史の一面が観れて興味深いです。

でも私は歴史が好きな方ですけどそれでもストーリーに大きな山がないので退屈です。
会議の他は浜辺のかけっこくらいです。しかも3レースのみ。
妻夫木聡くんがアホ次男を楽しそうに演じていますが・・・・。

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映画観ながら信長は子供が何人いたんだろって思いました。
それで調べてみたんですが正確にはわからないようですが11男はいたようです。娘も11人ほどいたみたい。
織田家の息子たちは家臣たちにいいように利用され都合よく後継者も決められ、自分たちは発言権すらなかったとい現実。
偉大なお父さんがいなくなった途端、わいわいと重臣が領土を支配してしまいました。

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人たらしと呼ばれた秀吉。大泉さんてこういう役上手いです。
でも2時間18分はちょっと長いかな。もうちょっと出演者を絞って欲しかった。
長男嫁に剛力彩芽。ちょい悪な演技です。お歯黒も披露してますよ。  ★★★☆

原作・脚本・監督 三谷幸喜


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グランド・イリュージョン [映画【か行】]

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4人のマジシャンにある日カードが届く。
呼び出された部屋で落ち合った4人は1年後、フォー・ホースメンというスーパーイリュージョニストグループを結成。
ラスベガスでのマジックショーで、お客の中から選んだフランス人をパリの銀行に送り、現金320万ユーロを奪い観客を驚かせる。
実際に現金が消えた事でこのイリュージョンを事件として調べ始めるFBI。
FBI特別捜査官のディラン(マーク・ラファロ)が彼らを逮捕し調べるが突き止めることは出来ずに釈放。
そこに現れるトリックを暴くことが専門の元マジシャンのサディアス(モーガン・フリーマン)、フランスからはインターポールのアルマ(メラニー・ロラン)が協力するが、どうしても彼らのトリックを見抜けない。

彼らはどうやって金を盗んだのか?そして彼らの本当の目的は何なのか?
3つのイリュージョンが終わって、本当の謎が明かされる。

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ヒュー・ジャックマンの『プレステージ』やエドワード・ノートンの『幻影師アイゼンハイム』などマジック映画大好きです。
今回は個性的な4人のチームで行う3つの大規模なショーが見所。

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リーダーで仕切り屋のアトラスを演じるのはジェシー・アイゼンバーグ。
『ソーシャル・ネットワーク』と同じく早口ですが今回の彼はかなりかっこいい。

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アトラスの元アシスタント、ヘンリー(アイラ・フイッシャ―)は脱出マジックの名人。
水槽から脱出するこのイリュージョンは『プレステージ』でもやってました。
彼女の脱出はピラニアを使い水槽を血で真っ赤に染めるのでびっくり。
低い声はとても魅力的。『華麗なるギャツビー』にも出てたのね。

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メンタリストのメリット(ウディ・ハルソン)。
彼がいたら怖いものなしじゃない?誰だって思ったように催眠術で操れるんだもん。

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ジャック(ディヴ・フランコ)はチーム結成前はマジックみせて観客からスリしてました。
あ、メンタリストのメリットも奥さんに内緒の浮気を見抜いた男相手にゆすりしてましたけどね。
余談ですがディヴ・フランコはジェームズ・フランコの実弟だそうです。

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展開がとても速く、置いて行かれる感じが楽しいです。
さっき起こったことがどういうことなのかが理解できないうちに次へ進むし、ちょっとした仕草が実は・・ということで画面から目が離せません。
このわくわくトキドキ感がたまらない。
プロマジシャンのデヴィッド・カッパーフィールドが協力していると聞いてなるほどと感心いたしました。
マジックとは魔法ではなく「騙し」。時間をかけて綿密な計画を立て行うもの。
種明かしもしてくれます。

若い4人のマジシャン対FBIのディランにマーク・ラファロ、インターポールのアルマにメラニー・ロラン、トリックの暴き屋サディアスにモーガン・フリーマン、そしてホースメンのスポンサーで大富豪のトレスラーにマイケル・ケインと脇も超豪華。
メラニー・ロランが出てるのでフォースメンの女性、ヘンリーがちょっと目立たなくなちゃった感じがしましたけど。

マジシャンの秘密結社とか影の黒幕の過去への復讐などなどが絡んで操って操られて騙されて。
かなり複雑な展開でわかんない部分もあるのでもう一回観たいと思いました。

華麗で豪華なショーはラスベガス・ニューオリンズ・ニューヨークで行われます。
相手の数歩先を歩いて観客を騙すマジックの醍醐味が見事に詰まった映画に大満足でした。 ★★★★☆

監督は『トランスポーター』シリーズ、『タイタンの戦い』のルイ・レテリエ。


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クロニクル [映画【か行】]

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アメリカ・シアトル。
高校生のアンドリュー(デイン・デハーン)は父親はアル中で暴力的、母親は病で寝たきり。
家庭環境は悪く、友人もいない。
中古のビデオカメラを買って自分の日常を撮ることだけが趣味のオタク少年。

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アンドリューをある日、従兄弟のマット(アレックス・ラッセル)が高校のパーティーに誘う。
そこでも同級生に殴られ落ち込むアンドリュー。
そんな彼を見かねたマットとマットの友人でアメフト部のスター選手スティーヴ(マイケル・B・ジョーダン)は、近くの洞窟に彼を連れていきビデオを回すうちに偶然不思議な物体に触れ、特殊な能力を身に着けてしまうのだった。

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同じ体験をしたことで友情が深まる3人。

テレキネシスを使う自分たちの姿をビデオで撮ってみたり、近くのスーパーで超能力をテストしては笑い合う。
最初は女子のスカートをめくったり、レゴを組み立てたりと可愛いものだったが、重い車を移動させることが出来るようになり、自由に空を飛べるようになり、新しい力に驚いては刺激的な日々は過ぎていく。
そんなある日、3人が車で移動している時にクラクションを鳴らして後方からあおる車をアンドリューが超能力で川に落としてしまう。

被害者を水の中から必死に助け出すマットとステーィヴ。
それを機会に『力を使う際のルールが必要だ』という二人にアンドリューは不満を感じ始めていく。

やがて超能力を使ってマジックの名人を装い学校の人気者になるアンドリューだったが、またもや失敗して結果いじめられてしまう事に。
更に家庭での母の病気の悪化と父親との関係のぎくしゃくが頂点に達し、彼の心のバランスはどんどん崩れ始めそこから大事件に発展していくのだった。

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ハリウッド映画としては低予算で作られ大ヒットしたらしいのですが、日本での公開は1年以上遅れています。
最初は首都圏のみの上映予定でしたが反響が大きく、期間限定での全国公開になりました。

なので早く観に行かねば終わってしまうとTOHOシネマズなんばへ本日行って参りました。
(TOHOシネマズ梅田でも公開中)
料金が誰でも1000円という特別料金なんですよ、ちょっとびっくりでしょ。

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主人公アンドリューは孤独な高校生。
父親の暴力に怯え、母親の病気の心配をしている様子が前半に丁寧に描かれていきます。
従兄弟は同じ高校になってから話すようになったマットですが、勉強も出来るし友達も沢山いそうな普通の高校生マットと、将来は政治家になりたいという人気者のステーィヴとの3人の対比もきちんと描かれているので、同じ力を持っていても変わらない二人に対し、心の痛みと共に少しづつ崩れていくアンドリューに同情しつつ彼の暴走がやがて爆発してしまうのをドキドキしながら見届けるしかないのです。

不安定な10代の高校生が偶然、強いパワーを授かってしまった時、ヒーローの様に平和な社会の為に貢献するばかりとは限らないって事ですよね。
そりゃもう「キャリー」みたいな悲惨な惨事が巻き起こります。
あ、マット役のアレックス・ラッセル君は次回「キャリー」に出演してるらしいですよ。
この映画、日本の漫画家大友克洋の『AKIRA』(アキラ)に影響されているということで、そうなるとアンドリューは鉄男くんってとこでしょうか。

全編をアンドリューの趣味のビデオ撮影で描かれている映画です。
時々撮ってる人は変わったり、超能力でカメラを浮かしてとっていたりとかもしますけど、これはファウンドフッテージ・スタイルと呼ばれる手法だそうでモキュメンタリー(架空の人物や団体、虚構の事件や出来事に基づいて作られるドキュメンタリー風表現手法)の一種だそうです。
有名な映画では『ブレア・ウィッチ・プロジェクト(1999)』、『REC/レック(2007)』などが記憶に新しいところです、ホラー映画が多いですね。

素人画面風なので落ち着かない映像が苦手な方も多いかもですが、この映画の監督さんは27歳。
展開の巧みさと予想のつかないラストに若さと才能を感じました。 ★★★★

監督;ジョシュ・トランク 脚本;マックス・ランディス


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