SSブログ
映画【た行】 ブログトップ
前の10件 | 次の10件

タイタニック 3D [映画【た行】]

341785view001.jpg

『タイタニック 3D』をIMAXで観てきました。
1912年4月10日に英国サウザンプトン港から米国に向けて処女航海に出発し、4月14日に北大西洋で氷山にぶつかり15日に沈没した豪華客船タイタニック号の実際の沈没事故を基にジェームス・キャメロン監督が脚本、監督を手掛けた1997年の米国映画。

今日がその100周年ということでそれに合わせて3Dリマスター版を制作して公開したものです。

1998年のアカデミー賞では11部門で受賞、セリーヌ・ディオンの歌う主題歌も大ヒット。
同監督の『アバター』に抜かれるまで映画史上最高の世界興行収入を記録してギネスに登録された作品。

341785view004.jpg

私も当時映画館でみました。
その日は先に『ディープ・インパクト』という映画を観たんです。
よくよく2本立てで映画を観る友人と一緒だったので、その日ももう1本。
3時間は長いとは思ったものの観始めると先に観た『ディープ…』の印象が吹っ飛んでしまったことを憶えていまっす。
その後TVで何度もみたので展開も台詞も結末もわかってはいるけどやっぱり大画面で観れるのは嬉しいです。
しかも今回はIMAXでしたので音響が凄い。
水飛沫が飛んできそうな映像もいいし、やっぱり観て良かったなと。

341785view006.jpg

なんといってもディカプリオは若くて細くて(笑)彼はやっぱりレオ様でした。
(『J.エドガー』で若くなったディカプリオが出たけどあれはレオ様じゃありませんでした。^.^;)

お話も伏線が効いてて。
ジャックがローズに教えた唾飛ばしが後半に追っ手から逃げる武器?になったり、
ジャックがいい残した事を生きて叶えていくその後のストーリーまで101歳のローズの持ち歩く写真で想像させたり。
改めて観てもすごいですね。

341785view005.jpg

ローズはタイタニックの真実の話を終えた後「碧洋のハート」と呼ばれる宝石をタイタニックが沈む海にこっそり落とす。
その夜、彼女の魂は眠りの中で美しかった当時のままのタイタニック号に戻り、乗客達の拍手のなかでジャックと再び再会する。
あのラストシーンは何回見ても涙がこぼれます。

大きい画面で観た事が無い方、是非観て下さいね。

341785view002.jpg

映画で使われたジャックの描くスケッチはキャメロン監督が全て描いたもので、右利きのジャックに合わせて左利きのキャメロン監督の描く映像を反転させて右で描いてるようにみせてるそうです。


nice!(3)  コメント(6)  トラックバック(0) 
共通テーマ:映画

超能力者 [映画【た行】]

img_1290189_36538231_0.jpg

2010年、韓国で一番美しいキャスティングと呼ばれたカン・ドンウォンとコ・スのW主演で話題を集めた『超能力者』を観てきました。

韓国は徴兵制があるため、カン・ドンウォンもこの撮影のあと兵役の為に入所しています。

341586view002.jpg

ギュナム(コ・ス)は廃車工場で働く青年。
友人たちと遊びに行った帰りに交通事故に遭い入院。
傷は回復したが職場からは解雇されてしまう。
再就職で働くことになった質店で、社長が「最近変なことが続いている」とこぼす。
帳簿が合わない日があるのだが、社長には全くその記憶がないというのだ。
そんなある日、質屋に奇妙な若い男が入ってくる。
その男、チョイン(カン・ドンウォン)が見つめると職場の社長や友人達が操られるように動き始めた。
彼が不思議な能力で金を盗んでいると直感したギュナムはチョインを追うが、チョインは自分の能力が効かない者に初めて出会って驚き、社長を殺して逃げ去るのだが・・・。

341586view001.jpg

超能力とは目で他人を自在に操る能力でした。
カン・ドンウォンが初めて悪役を演じるとのこと。
クルクルパーマも役作りかと思われます。背が高くて細くて素敵です。

ただ、チョインは子供の頃から義足なんですが何故そうなったのかとか、何故能力があるのかとかは全く語られません。
それと目で操るってことですがチョインを見てない人まで操られるのは不思議。
例えば駅の構内で、そこにいる人が全員直立不動になるのは違和感が。
なにかの舞台やミュージカルを見ているようです。
それに俳優たちが息を殺して止まっている演技をしているのがわかるので、視覚効果が素晴らしい映画を沢山見ているこの時代、この演技はあまりにお粗末に見えてしまいました。

ギュナムにだけ何故能力が通用しないのかも謎のまま。
ギュナム自身はまったく意識していないけど異常に傷の治りが速いところをみると彼も能力者って扱いなのかもしれませんが・・・それもよくわかんないです。
交通事故にあっても傷を負っても直ぐに治り過ぎはあんまりです。(←いや、私はコ・ス氏は大好きなんですよ)

341586view003.jpg

ギュナムには廃車工場で働く外国人の友人が二人います。
この二人はギュナムを兄貴と呼んでかなり韓国語も巧な様子、二人が出るだけでお話がとってもコミカルな方向に走っていきます。
デコボコ3人トリオでお笑いネタをからませながらチョインを追っていくんですが、監督はせっかくのイケメン俳優、コ・スをもったいない使い方をしてますね。

341586view008.jpg

「お前は俺と出会うべきではなかった・・・」というチョインのかっこいい台詞も、確かに執拗に追いかけてくるギュナムさえいなければお金をこっそり盗んでは静かにひっそり過ごしていた彼を怒らせることも被害者を増やすこともなかっただろうにと思わずにはいられません。

05db440e.jpg

そんな訳であの驚きのラストといい、なんだか入り込めないまま映画終了。

悲惨な過去を持つ超能力者が初めて自分の能力と存在を認める男と出会う。
そんな映画だからこそ監督さんの狙いは解りませんが、もっとシリアスな映画に統一した方が良かったんじゃないかと・・・。
ちょっと、いや、かなり残念でした。

  ★★★☆

監督;キム・ミンソク


nice!(4)  コメント(5)  トラックバック(0) 
共通テーマ:映画

ツリー・オブ・ライフ [映画【た行】]

338680view001.jpg

『シン・レッド・ライン』テレンス・マリック監督が、ブラッド・ピットとショーン・ペンというハリウッドの2大スターを迎えた壮大な家族物語。1950年代のテキサスを舞台に、ある一家の40年にわたる日々を描きながら、人生の根源的な意味を問い掛ける。本作で製作も務めるブラッド・ピットが厳格な父親を熱演し、その成人した息子をショーン・ペンが好演する。何げない日常の風景を鮮烈に映し出すマリック監督の映像美に酔う。  (シネマトゥディ)

自分では上手く説明できないのでシネマトゥディさんから拝借。↑
とても宗教色と芸術性の高い作品でした。さすがカンヌのパルムドール受賞作品?です。
お盆は友人と一緒に映画を観るのが通例で今回はこれ、だったんですが、
「訳がわからないらしい」というざっくりした噂は聞いていて覚悟はしていたけど二人とも絶句。
もしかしてこの調子で終わるのか?と心配で寝る事も退場もできませんでした(^ ^;

338680view004.jpg

ブラピとショーペンの2大スターが共演でしたが二人の会話、いや、映画自体のセリフも
ある家族のストーリーも極力そぎ落とされている映画です。

338680view005.jpg

旧約聖書の「ヨブ記」の引用があります。これが分からないと理解が難しい映画のようです。
人はどこからきたのか。神から頂く幸せ、神から頂く不幸。
ブラピ演じる厳格な父に反抗する長男(後にショー・ペン)とその弟達ふたり。
二男が19歳になった時にもたらされる訃報電報に嘆く両親。
そこから美しい地球や宇宙や生命の不思議を暗示させる映像。
何故か恐竜。
人間の一生とはこの世界でいかに小さなものであるのかをある家族を通して語り、
神はそんな人間たちの苦しみも悲しみも、全てをみているのかなと。
そしてその神の愛に気付くことが大切なのか。

分かる人にはこの上なく素晴らしい映画なのかもしれません。
私にはかなり敷居の高い映画でした。(^.^;    ★★


nice!(6)  コメント(10)  トラックバック(0) 
共通テーマ:映画

小さな村の小さなダンサー [映画【た行】]

337091view001.jpg

バレエダンサー、リー・ツンシンのベストセラー自伝を映画化。オーストラリア作品。

シネ・リーブル梅田にて。

実話です。1972年、中国・山東省。貧しい小さい村で両親と7人の兄弟と暮らすリー・ツンシン(ホアン・ウェンビン)はある日、小学校にやってきたお役人にその身体能力を認められ試験を経て、北京の舞踏学校でバレエの英才教育を受けることとなる。

小さな村では彼の栄誉に大騒ぎ、両親の期待を担っての舞踏学校入学だったが、北京での寮生活は11歳の少年には辛く、毎日の訓練も過酷なものだった。

337091view006.jpg

337091view005.jpg

しかも中国では当時文化大革命の最中でこのバレエも国家政策での英才教育であり、毛沢東夫人の江青に本来のバレエとは異なる“革命的な演目”を強制させられてしまう。それは軍服を着て銃を持ったバレエ。

そのことに異論を唱える恩師は反革命分子として捕われいく。リーを育て、本当のバレエを教えてくれた恩師との悲しい別れ・・・。

337091view004.jpg

時は流れ、恩師の言葉に基礎練習を積んできたリー(ツァオ・チー)は青年へと成長し、中国を訪れていたヒューストンのバレエ団の主任ベン (ブルース・グリーンウッド)に見出されアメリカでのバレエ研修生として中国を離れることとなる。

国家からは『アメリカでの資本主義には気をつけろ』、『外国人を信じるな』と教え込まれて渡米したものの、その自由な暮らしに魅かれていくリー。

そして彼の技術はアメリカの人々に認められる素晴らしいものとなり、このままアメリカでバレエを続けたいと願うリーは研修期間が終わる時大きな決断を迫られる。

中国に帰ってしまえばこんな美しいバレエは踊れない。しかし、その為には両親を、国を捨てる亡命しかないのか?

337091view010.jpg

リーを助けるアメリカの弁護士、フォスターに「ツイン・ピークス」「ヒドゥン」等のカイル・マクラクラン。

お久しぶり、こんなところで出会えるとは・・・。ちょっと老けちゃってるけど相変わらず素敵でした。

337091view009.jpg

そしてここからラストまで、彼のバレエダンサーとしての将来はどうなるのか、ドキドキでした。

バレエはまったく疎い私。やがて中国の村から招待された両親が彼のバレエを観た後に、父親がリーに投げかける質問は私と同レベルなので笑ってしまいました。^.^;

その後、故郷に戻った彼は少年時代の恩師に再会、「貴方が踊る姿をどんなに見たかったか」という言葉に、砂ぼこりの舞う校庭で踊ってみせるシーンには涙がこぼれました。

主演は、バーミンガム・ロイヤル・バレエのプリンシパルであるツァオ・チー。バレエシーンも沢山盛り込まれていて素晴らしいです。母親役は、『四川のうた』のジョアン・チェン、息子を信じる凛とした母です。

今回、少年時代のシーンや亡命問題のシーンを通じて中国の歴史も勉強になりました。中国の思想や国策、教育はこうなっていたのかと。最近ニュースになる諸問題も含めて私たちはもっと隣国に興味を持って知っていくことも大事かなと思います。

毛沢東を知らなくても、バレエを知らなくても、素直に感動できる作品でした。

監督はブルース・ベレスフォード。    ★★★★☆

 


nice!(6)  コメント(8)  トラックバック(0) 
共通テーマ:映画

TSUNAMI -ツナミ- [映画【た行】]

337142view002.jpg

試写会に行ってきました。韓国で昨年の7月に公開されたパニック映画です。

韓国で5人に1人が観たというこの映画、韓国歴代4位の興業記録なのだそう。ハリウッドのCGプロデューサーを迎えて再現された水のCGや落下物のスピード感など見ごたえがありました。

日本の対馬が沈下したのをきっかけに起こる高さ100メートルの津波が押し寄せるのは後半過ぎてからで、前半に描かれるのはその街にいた人々のエピソートです。

337142view003.jpg

① 韓国屈指のビーチリゾート、釜山のヘウンデで飲食店を営むマンシク(ソル・ギョング)と彼が想いを寄せる幼馴染のヨニ(ハ・ジウォン)のお話。余談ですがヨニとマンシクのお母さんの髪をつかみ合っての喧嘩はすごかった・・・。

 

337142view009.jpg

② マンシクの弟で海洋救助隊のヒョンシク(イ・ミンギ)と、彼が海で溺れているところを救助したヒミ(カン・イェウォン)との恋のお話。ヒョンシクはなかなか素敵な男。それだけに彼がヒミを好きになる過程に疑問が?。(^.^;

 

337142view008.jpg

③ この津波を予見して街を訪れていた海洋研究所の地質学者キム・フィ(パク・チュンフン)と、その別れた妻と娘のお話。地質学者で責任者なのに水が押し寄せたら妻の電話で子供の元へ一目散。良いのか?

 

337142view004.jpg

④ 定職にもつかず母親に心配をかける青年(キム・イングォン)の話。凄い強運の持ち主。

とっても韓国特有の雰囲気で、韓国女性は性格も口調も強いのね、男性はめちゃ優しいのね、なんて思いながらも話は進み、やがてやってくる「メガ津波」は街を、そしてそれぞれが悩んでいた人間関係をも一気に水の中へとのみ込んでいきます。

337142view005.jpg

ラスト近く、地質学者夫婦のシーンは彗星が衝突する直前の『デープ・インパクト』、ホテルに水が押し寄せるあたりは『タイタニック』を思いだしました。

途中、津波警報に「日本はなんでも大げさに騒ぐ」なんて台詞には笑い声も聞こえました。試写会は<超>日本語吹き替え版ということで声優さんの吹き替えでしたけど、字幕好きな私は元々の役者さんの声が聞ける字幕が良かったかな。

9月25日から公開です。 ★★★☆

監督、脚本;ユン・ジェギュン


nice!(5)  コメント(7)  トラックバック(2) 
共通テーマ:映画

大脱走 [映画【た行】]

13693view001.jpg

 TOHOシネマズなんば 「午前十時の映画祭 何度見てもすごい50本」 にて鑑賞。

今年の2月から1週間交代で1本づつ名画を上映する「何度みてもすごい50本」、7月に『雨に唄えば』は観たんでですけど、朝10時から1回のみ上映なので時間が合わないと観たくても観れなかったりです。

で、何度もTVでは観た『大脱走』ですが大画面で観るために絶対行くぞ!と思っていたのでスケジュールノートに前から記入してました。それなのに昨日の朝、映画館に行ったら既にチケット完売・・・orz。

詰めが甘かったです。そのまま並んで祝日の今日のチケットを買って帰り、本日はリベンジ。2日通ってやっと観てきました。そのせいかあの有名な『大脱走のマーチ』(運動会の曲と思っている若者が多いかも・・)が流れる中、緑の画面に真っ赤な原題の「The Great Escape」の文字が出ると感動でした。(T.T)

公開は1963年。監督は『荒野の七人』『老人と海』などの巨匠 ジョン・スタージェス。

13693view004.jpg

お話は、1944年、ドイツ。第二次世界大戦下、連合軍の航空兵捕虜収容所からの集団脱走を図った捕虜たちの史実を映画化したもの。原作はポール・ブリックヒル著『大脱走』。

ルフト第3空軍捕虜収容所に集められた英国空軍の捕虜、バートレット=ビッグX(リチャード・アッテンボロー)の指揮の元、トンネル王ウィリー(ジョン・レイトン)とダニー(チャールズ・ブロンソン)、偽造屋コリン(ドナルド・プレザンス)、調達屋ヘンドリー(ジェームズ・ガーナー)、製造屋セジウィック(ジェームズ・コバーン)、そして米国航空兵捕虜ヒルツ(スティーヴ・マックィーン)らは、それぞれの役目を果たしながら協力し収容所からの集団脱出を実行していく。

13693view002.jpg

脱走を企てるのは捕虜となった軍人の務めの一つで、その捜索にドイツ軍兵力を割かせ、かく乱させるため。捕まっては脱走を企てる捕虜たちは、今回は250人もの捕虜を一度に脱走させる計画を練り、収容所では同時に3本の脱走トンネルを掘りそれぞれを「トム」、「ディック」、「ハリー」と命名して密かに掘り進めます。そして前半は脱走するまでを、後半は脱走した後の話となっていきます。

収容所の所長はドイツ空軍大佐でなかなかの紳士、連合国側にも好意的です。ゲシュタポとドイツ空軍は全く違ったんだなって事が今回の感想(何回も観てるのにね)。後半でゲシュタポに捕まった脱走兵とドイツ陸軍に捕まった脱走兵では全く違う運命を辿ります。

主演のスティーヴ・マックィーン他、チャールズ・ブロンソン、ジェームズ・ガーナー、ジェームズ・コバーンと往年のスターテンコ盛り。各キャラがそれぞれ良い仕事をしているので3時間の長い映画ですが全く飽きませんし、勿論戦争映画ですから悲惨な結末も用意されていますが、収容所でのテンポの良い脱走計画には関心したり笑ったりです。お国柄なのかアジア系の戦争映画にはないカラッとした明るさや爽快感があります。

私が大好きな指揮官のビッグX役のリチャード・アッテンボローは1982年、『ガンジー』でアカデミー監督賞を受賞、他に『コーラスライン』(1985)、『遠い夜明け』(1987)、『チャーリー』(1993)などの映画監督さん。役者の方も『ジュラシック・パーク』(1993)の実業家ジョン・ハモンド役などがあります。

13693view005.jpg

マックィーンが有刺鉄線に絡まるこのシーン、痛そうですよね~。私なんか有刺鉄線をみたらこのシーンが思い出されるんですが、そういえば有刺鉄線自体を最近見ません。入っちゃいけないような空き地とか工事現場とか・・必ず張られてましたけど危険だから無くなっちゃったんですかね。

原作もその昔に読んだんですがヒルツはたしか原作には登場しなかったかと思います。米国映画ですから米国人が活躍するシーンが欲しいですよね。マックイーンがバイクで疾走するシーンはこの映画の一番の見どころですし、これって脚本が素晴らしいって事ですよね。 

昔は大晦日などにはTVで観れたような気がしましけど、最近は観ることが無くなりました。TOHOシネマズなんばでは今週の金曜日(9月24日)までやってます。

http://www.tohotheater.jp/theater/032/info/event/asa10_2.html


nice!(3)  コメント(6)  トラックバック(0) 
共通テーマ:映画

ちょんまげぷりん [映画【た行】]

t-postere8bbbd.jpg

 『ゴールデンスランバー』を観た時に中村義洋監督の次回作の題名が面白そうだったので気になってました。

180年前の江戸から現代にタイムスリップしてくるお侍さんがパテシエになるってお話ですが、最近話題になってる消えた高齢者、ある場所では200歳の男性が戸籍上は生きてるってことになってるらしいですね。主人公の木島安兵衛も同世代ってことかな。

chonmage1w.jpg

ひろ子(ともさかりえ)は幼稚園に通う息子・友也(鈴木福)とふたりで暮らすシングルマザー。仕事帰りのある日、自宅近くに侍の格好の変な男を目撃、行き場所が無い自分を侍だと言う安兵衛(錦戸亮)をしばらく居候させることとする。友也が冷蔵庫から出してきたプリンの美味しさに感激した安兵衛はやがてお菓子作りの才能を開花させ人気店のパティシエになっていく。

原作が漫画なんでしょうか、きっともっと長~いものを短くしたんでしょう、とっても展開が早いです。お侍はタイムスリップしてきて全く分からない世界であれよあれよと現代に馴染み、でもちょんまげだけは切らず、TVを観ただけで食べた事も無いケーキを沢山作れるようになってしまいます。

ひろ子はというと居候に家事をやらせてたら今までは出来なかった残業ができるようになり、そしたら上司に急に認められるようになって、そんな生活が続くと思っていたら彼が外で働きだして忙しくなって、「自分が働くから仕事は辞めたらどうか」って一言いわれただけで「出ていけ!」?過去に同じ事で離婚しているのに???ま、初対面で可愛い息子に日本刀を突き付ける男を家に上げるかってとこから不思議なんですけどね。

そんな訳でまるで2時間アニメを観ているようで錦戸くんが侍言葉で「○×でござる」とか「そこもとは・・」なんて喋るたびに『きゃ~!!』という黄色い声が・・・。ああ、この映画はアイドル映画だったんですね、行った私が賞味切れプリンだったんですね。^.^; すみませんでした。

恋も仕事も親子の愛も何を言いたいのかワカンナイんです。ついでに友也が卒園式で将来はお侍さんになりたいって言うのも。(パティシエになりたいっていうんなら兎も角)

仕事をしたいシングルマザーと、仕事をしたい侍に未来はなかったってことでしょうか。

エンドロールに編集でカットされたシーンが流れますが、本当はこんなシーンも盛り込むはずだったけど時間の都合でカットしましたよ画像満載で言い訳見せられてるようでそれもちょっと・・・ねぇ。あ、勿論 錦戸くんファンは是非どうぞ。素敵です。

監督・脚本 中村義洋      ★★★


nice!(3)  コメント(5)  トラックバック(0) 
共通テーマ:映画

トイ・ストーリー3 [映画【た行】]

335655view001.jpg

『トイ・ストーリー』が1995年、続く『トイ・ストーリー2』が1999年、そして『トイ・ストーリー3』が2010年なのでシリーズ1作目から15年目の作品。最初の作品を5歳で観ていた子供は20歳になっているわけですね。

見る前は今更『トイ・ストーリー』かあ・・・なんて実は思わないでもなかったんですけど、キャラ達が全員活躍する別ストーリーから始まるとなんだか懐かしさが込み上げてきて、中盤はハラハラドキドキ、そしてラストには涙、涙。これはお子さんだけに見せるのはもったいないです。本当に胸がキュンとなってしまう展開でした。

335655view004.jpg

おもちゃのウッディ達の持ち主のアンディは17歳に成長し、あと数日で遠方の大学に行くために部屋を整理しなければならなくなった。子供の頃のおもちゃも片付けることとなる。

アンディはお気に入りのカウボーイ人形のウッディだけを選び、あとは屋根裏部屋へ移すことにする。しかし、手違いで託児所へ寄付されてしまうおもちゃ達。ウッディは必死に後を追いかけ託児所から逃げ出す事を提案するが、アンディに捨てられたと思いこんでいるジェシーやバズ達は子供たちと遊べる託児所に留まる事を選びウッディの話を聞こうともしない。

しかしアンディの元へ帰る途中で託児所に来ていた女の子に拾われてしまうウッディは、女の子のおもちゃたちから「あの託児所はとんでもない場所だ」と聞いてしまい、再び仲間を助けるために託児所へと戻っていくのだった。

335655view003.jpg

人って玩具の他にも時の流れと共に捨てなければならないものが沢山あります。それは服だって本だって車だってどんなにお気に入りにも別れはやってきて、大事に育てた子供とも成長とはいえ別に暮らす日が訪れるし、そうやって沢山の別れを体験している分、大人の方がこのお話にはぐっとくるんじゃないでしょうか。

お話でもオモチャ仲間たちは助け合い、励まし合い、次から次へと襲ってくる危険からどうにか逃げ出したのにああもうダメ、焼却炉で燃やされる~という瞬間にはお互いの手を握りあい見つめ合うんです。長い友情があってこそかな。大好きなアンディと別れても、仲間との幸せを選ぶウッディ。

335655view005.jpg

今日は夏休みで日曜日で映画の日という事もあり、お子さんを連れたお父さんやお母さん達で劇場はいっぱい。見るとベビーカーに寝ているだけの新生児まで連れてきてるし、「し、しまった、子供がいないレイトにした方が良かったかも?」と後悔したんですけど、子供たちは画面に惹きつけられてて騒いだり泣いたりは一切なし。良かった、良かった。

大好きな縫いぐるみやお人形をお布団に並べて一緒に寝ていた子供の頃に戻れるそんな映画。久しぶりにほっこりして帰れる映画を観た気分でした。DVDも買いたいな。

元子供の皆さん、是非観に行ってくださいね。

 ★★★★★

今回吹き替えの2Dで観ました。1、2とも唐沢寿明さんと所ジョージさんの声で観たので違和感なし、メガネなし、綺麗な映像で大満足でしたよ。

女の子のおもちゃの中にトトロの縫いぐるみもいました。トトロ、可愛かったです。

監督;リー・アンクリッチ


nice!(5)  コメント(9)  トラックバック(0) 
共通テーマ:映画

椿三十郎と七人の侍とドーナツ [映画【た行】]

ゴールデンウイークもそろそろ終わりますが、かなりのんびりしていた私です。

              100505_1258~02.jpg  のんびりの図

2日には大阪・なんばで「黒澤明・生誕100周年記念 29作品一挙上映!」を敷島シネポップで観てきました。
「椿三十郎」、「七人の侍」の二本です。

kurop21.jpg     kurop14.jpg

日本映画史に残る名場面を堪能してきました。

劇場でみると何度も湧きあがる笑い声がなんともいいですね。
古い映画なんですがストーリーに古さはまったく感じません。
ただ画像が悪いのは兎も角、音声が聞き取れなくなっている部分が多いので字幕が欲しい・・。

4月17日~5月7日(金)までの上映なのでこれから行かれる人は半分より前の座席で正面がいいですよ。
画面が「七人の侍」は特に小さいです。

スケジュールはこちらでどうぞ。

敷島シネポップ http://www.tohotheater.jp/theater/047/info/event/kurosawa.html

特別興業につき各種サービスや割引は無し 

一般・学生・高校 1500円 中学・小人・シニア 1000円   二日前よりの座席指定券購入可

 

そしてこの映画館の真ん前にドーナツやさんが新装オープンしてました。
行列の最後尾の札を持つ従業員の方に待ち時間を聞いたら40分待ち。
これならまぁ、並べる時間ですよね。

  100502_1424~01.jpg 店正面 100502_1425~01.jpg 最後尾

という訳で買ったドーナツはこれ。     

      100503_0832~01.jpg 1個 280~180円也。

cafe andonand(カフェアンドナンド)はミスタードーナツが東京、横浜、札幌に続き 関西初出店させたちょっとお高めのドーナツ屋さんです。

心斎橋に同日初出店のクリスピークリームドーナツは初日は7時間待ち、ちょっと落ち着いた今だと1時間半待ちらしいので、人気では負けてますね。

味は・・・・激甘でした。

やっぱり私はチョコファッション(136円)が一番好きかも。  p_dof02.png


nice!(4)  コメント(9)  トラックバック(0) 
共通テーマ:映画

第9地区 [映画【た行】]

       335765view001.jpg

アカデミー賞では作品賞ほかで4部門ノミネート作品。アカデミー賞授賞式で一番気になった映画がやっと公開されたので観てきました。

残念ながら受賞は出来きず無冠ですがこの映画、ただものではないです。グロさが大丈夫だったら是非ご鑑賞を。『ロード・オブ・ザ・リング』のピーター・ジャクソン監督が製作を担当しています。    335765view004.jpg

舞台は南アフリカ共和国の首都ヨハネスブルグ。ある日突然正体不明の巨大な宇宙船が出現する。宇宙船の中にいたのは侵略者でなく難民の膨大な数のエイリアン。故障した宇宙船は動く気配がなく、弱っていた難民エイリアンをとりあえず“第9地区”に受け入れる。それから28年の年月が経ち、難民は増え続け、地元の人間たちは彼らとのトラブルに耐えられず別の場所にエイリアン達を移す計画を決める。

仮設住宅に住むエイリアン達ってとこが何とも新しいです。しかも28年の住民歴があるって設定で住民権まで一応あるみたい、擁護団体まであるし。なので移住させるにも住民のサインが必要(笑)。このプロジェクトの担当は難民管理組織の職員ヴィカス(シャールト・コプリー)。人が良さげな御役人タイプの人。結婚もしていて愛する妻もいる。彼は一件づつ仮設住宅をまわりながらサインをもらい、でも実は通称エビとも呼ばれるエイリアン達の隠し持っている武器も探しているんです。

難民管理組織は実は世界有数の兵器企業でもあるってとこがこのお話のポイントで、エイリアンが隠している武器は破壊力抜群だけどエイリアンしか使えないみたい。

で、ウィカスが現場でうっかり浴びてしまったエイリアンが作り出した液体燃料のせいで徐々に体に異変が起こり始める辺りから、それまでのニュース番組風映像から一転。主人公が人間に追われる急展開になっていきます。

なんでゴミから作った燃料でエイリアン化するのか?なんて考える暇もなく、エイリアンしか使えない武器が使える体となったヴィカス。治療で病院に行ったはずなのに自分の会社にそのDNAを狙われるはめに。ヴィカスの体は「人間」から「商品」となり、逃亡劇となっていきます。

            335765view003.jpg

行く場所を総て失い、逃げ込んだ“第9地区”では神秘的な力を欲する地元(勿論人間の)スラムを牛耳るギャングのボスにも食われそうになるし、そんな事してるうちにも腕だけエイリアンだったヴィカスの体は進化が進み、もうどうしたらいいの?時間がないぞ!って、なかなか展開早くていい感じです。

それまでは下にみていたエイリアンのクリストファー・ジョンソン(ジェイソン・コープ)の言葉に人間に戻るという運命を託す主人公。彼との友情もちょっと芽生えるけど、あの虫のような姿は好きになれません。息子も可愛いけど、でも触手動いてるし・・・やっぱり可愛くない~。(>.<)

ラストにはバトルスーツでの戦いまで見せてくれてとっても美味しい。純愛の一輪の花が悲しい。

               335765view005.jpg

『アバター』では最後まで観たらは「ナヴィ族になりたい」・・・と思ったけど、エビ型エイリアンはやっぱり無理ですねぇ。この映画、もっと皮肉が効いたエイリアンとの面白いお話かと想像していたら大違い、銃撃戦では体が粉々に飛び散るしであまりのグロいシーンが多くて久しぶりに(「チェイサー」以来?)ずっと口を開きっぱなしで鑑賞してしまいました。

強制退去とかスラムとか難民問題や武器商人。エイリアンに置き換えてはいるけどどっかで聞いたような人類が抱えてる問題に胸がチクチク刺されつつ、自分が助かりたい一心で行動を起こす人間的な主人公にも感情移入。なかなかユニークな社会派SF映画でした。★★★★★

監督・脚本;ニール・ブロンカンプ


nice!(9)  コメント(16)  トラックバック(1) 
共通テーマ:映画
前の10件 | 次の10件 映画【た行】 ブログトップ

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。