ブライト・ライツ(アマゾン・プライムビデオでの鑑賞です) [映画【は行】]
2018年の米HBOのドキュメンタリー番組です。
私はアマゾンプライム会員ですが映画は映画館で、と思っていたのでほとんど利用してなかったんですけど最近は映画館が閉まっているのでクラシック映画を中心に観賞中です。
いろんな映画を検索中に偶然発見。
2016年の12月末にロサンゼルスで突然の心臓発作で亡くなったキャリー・フィッシャー。享年60歳。
2015年の「スターウォーズ/フォースの覚醒」にレイア姫として30年ぶりの再登場で当時かなり話題になりましたよね。
スターウォーズシリーズの7作目、主人公はレイに替わっていますがレジスタンスを率いて戦う将軍の役でした。
彼女の死のニュースは再注目されたそんな時だったからこそ驚きでしたが、もっと驚いたのは次の日に彼女の母、デビー・レイノルズも亡くなってしまったというニュース。(享年84歳。)
そのニュースでデビー・レイノルズが「雨に唄えば」のヒロインだったことも私は全く知らなかったので三度目のびっくり。
二人はどんな母子だったのか興味が湧きましたけど知るすべもなく。
そんな疑問が一気に解決される二人の亡くなる少し前の様子を中心に描かれるドキュメンタリーです。
きっと私と同じで二人のことが知りたいと思った人は多かったはず。
キャリーは若いころから薬物依存症でそのせいで母デビーと疎遠だった時期もあったようで(当時の自伝が映画にもなってます)でもこの晩年のドキュメンタリーではお隣同士に住んでいて二人の関係はかなり良好です。
女優であることが大好きで80歳を過ぎてもなおステージに立ち続ける母を支える良き娘、そして彼女自身もスターウォーズに出演するためにトレーニングをする姿。そして彼女を捨てていった父の姿も。
母は具合が悪くなることもしばしば、自分の足で立つことも難しい日も多く、でもステージに立てばしっかりとした足取りでジョークも交えながらのショーをこなしていきますが裏で支える娘の存在は大きい。
2015年に長年の功績をたたえられ2015年に米映画俳優組合から栄誉賞を与えられるデビー、式典で母に賞を手渡すプレゼンターにはキャリー。幸せの絶頂の瞬間だったのではないでしょうか。
その後姉と母を同時に失ったキャリーの弟、トッド・フィッシャーが語った言葉「キャリーの急死のストレスが母には耐えられなかったのだと思う」がすべてを語る二人のドキュメンタリーでした。