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魔王 ~2007年 韓国ドラマ~ [TVドラマ]

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友人から借りていたDVD。2ヶ月ほど放置していたんですが年末も近づき、もう返さなきゃと思って観始めたところ面白くて止まらなくなり、夜も寝ずに?鑑賞。(ウソ・・・寝ました ^・^;)今年一番の超お勧めドラマとなりました。

「魔王」は2007年に韓国で放送された全20話のTVドラマ。今年の7月4日からTBS系列で日本版(全11話)でリメイクもされました。主演は嵐のリーダー大野智とやはりジャニーズの生田斗真。大野君が連ドラ初主演ということで話題になりました。 

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このドラマのストーリーがよく出来ていてなかなか面白かったので褒めていたら「韓国版はもっと面白い、日本版より大人のドラマになってるんだ、貸してあげるから観なさい」って友人が言います。韓国版のリメイクということも知らなかったんですけど、そこまで褒められると比べてみたいですよね。

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12年前、高校で不良グループのリーダーだったカン・オス(オム・テウン)は不慮の事故で同級生を刺して殺害してしまう。自分がいじめていた少年の親友に廃材置き場で意見をされ、脅かすつもりでナイフを持ち出したところ誤って刺してしまったのだ。

有名ホテルのオーナーで政治家の父が事件をもみ消し、罪には問われなかったもののそのトラウマを背負いながら今は正義感が強い刑事として働いていた。

そのカン刑事の元にある日1枚のタロットカードと雑誌を切り抜いた文字を貼り付けた奇妙な手紙が入った宅急便が届く。「真実は友達を自由にしない」

そして数日後、父親の会社の顧問弁護士が何者かに殺害され、弁護士の元にも同じタロットカードと殺害の凶器になったナイフが届いていたことを知るカン刑事。殺された弁護士は自分を12年前の事件を無罪にした弁護士でもあった。顧問弁護士と自分の元に届いたタロットカードは事件の予告だったのか?

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顧問弁護士と最後に電話で会話したのは“弁護士会の天使”と呼ばれる若き弁護士オ・スンハ(チュ・ジフン)。彼は笑顔を絶やさず恵まれない人のための弁護を引き受ける優しい顔と、沈着冷静な氷の顔を持つ弁護士だった。  

    photo_10.jpg    10_2.jpg                                                               事件に使われたタロットカードの意味を調べるうちにカン刑事はタロットカードの製作者ヘイン(シン・ミナ)と知り合う。

彼女は図書館で働く司書であり『サイコメトリー』という物体から他人の残留思念を読み取れる超能力をもつ女性だった。物体に手をかざし気持ちを集中させることにより残像を読み取るのである。

彼女の能力を借りて事件の真相に近づいていくカン刑事。しかしそのうち、タロットカードは12年前に現場にいたカン刑事の友人達にも届けられ、その事件を扱った新聞記者も交通事故に。12年前の事件にかかわった人たちが次々に殺されていく。そしてへインも実は12年前の事件の第一発見者でもあった。

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サイコメトリーという超能力を持つ女性と、過去の悲劇的な事件のために対決することになった2人の男性。少年時代に起こった殺人事件で加害者は有力者の親の力で無罪となり、被害者は愛する兄を亡くし、そのショックで母をも亡くし孤児となり復讐を誓う。

伏線、伏線、また伏線!何気なく出てくる人物が実は・・・という意外な展開。先が全く読めません。日本のドラマは11話でしたがオリジナルは20話で倍の長さのため人間関係や事件も更に入りこんでますが絡まった糸がどんどん解けてラストは「そうきたか」、って感心するほどよく出来たドラマでしたよ。日本版リメイクをご覧になってる方でも推理小説の最後のページを先に読んでしまって最初から読み始めるようなつもりで犯人の気持ちを汲み取ったドキドキ感を味わえます。

タロットカードの意味や作中で読まれる絵本の内容、イタリアの詩人ダンテの神曲の地獄門などの暗示(有名なロダンの彫刻、考える人はこの地獄門の彫刻の一部分であり、地獄を覗き込む男の姿でもある。)などが随所に散りばめられ、話を格調高くしています。

ただ楽しい娯楽としてTVドラマを求める人たちには不評であったことと、殺人事件が多く登場するために15歳未満の視聴は保護者の注意が必要という理由で制限がかけられ韓国での放送当時の平均視聴率7.3%であったらしいです。

復讐の果てに何が訪れるのか?三人の運命は?善とは何かを考えさせられる韓国秀作ドラマ。日本版の生田斗真くんも素敵でしたがオリジナルのオ・スンハ弁護士役のチュ・ジフンの美しいこと。ファンになちゃいました。                                                     お正月にビデオ鑑賞の予定の方、イチオシです。棚を覗いてくださいね。                                      

BS11でも毎週火曜日 23時00分~24時00分で放映中です。

脚本: キム・ジウ 演出: パク・チャノン

 


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