ジェイン・オースティンの読書会 [映画【さ行】]
題名にもなっているジェイン・オースティンは約200年も前のイギリスの小説家なんです・・・・、といってもピンとこないですよね。 彼女の小説「高慢と偏見」を忠実に映画化して記憶に新しいのはキーラ・ナイトレイ主演の「プライドと偏見」(2005)です。
実はこの小説は「ブリジット・ジョーンズの日記」(2002)の基にもなっているそうで、このどちらかなら観ていませんか?
独身主義者ジョスリン(マリア・ベロ)。 読書会を提案したバーナデット(キャシー・ベイカー)。離婚暦6回。 シルヴィア(エイミー・ブレネマン)は20年連れ添った夫に「好きな人がいる」と言う理由で離婚を迫られている。 そのシルヴィアの娘のアレグラ(マギー・グレイス)は同性愛者。 価値観が違う夫との関係に悩む高校教師プルーディ(エミリー・ブラント)。 ただ一人の男性参加者のグリッグ(ヒュー・ダンシー)は、SFが好きな男性。オースティン初心者。
職業も年齢も考え方も違う6人が一ヶ月に一回集まり、ジェイン・オースティンの本の内容についてかなり真剣に語り合う、そんな読書会のお話なんですが、これが今までに無いなかなか面白い映画でした。 メンバーにはそれぞれ複雑な悩みがあって、それが感想にも出ちゃうものなんですよね。 読書会の回が進むにしたがって6人の関係も少しづつ変わっていきます。 有名な役者さんが出ているわけでもないんですけど、6人それぞれ不思議な魅力がいっぱい。 最後まで飽きずに観れます。 見ている間はメンバーの誰かに感情移入しちゃうんじゃないかしら。 私はグリックの切ない恋心にぐぐっときましたよ。 教え子を好きになっちゃうブルーディにもどきどき。
観終わった後はハッピーな気持で読書会を開く為のメンバーを探したくなります。 ワインと食事を用意してね。
監督は、『SAYURI』の脚本家ロビン・スウィコード。 さすが、脚本家の女性監督。巧みな初監督作品でした。
読書好きのかたも是非観てね。 ★★★★☆
ジェイン・オースティン・・・(1775年12月16日~1817年7月18日)イギリスの女流小説家。 18世紀から19世紀のイングランドの田舎の中流社会を舞台として女性の私生活、結婚を皮肉と愛情をこめて描いた。 主要作品は「分別と多感」「高慢と偏見」「エマ」「マンスフィールド・バーグ」「ノーサンガー僧院」「説得」の6長編作品。
私も以前予告編で観たいなぁ~って思ってた作品です。
本好きだから期待大みたいですね~。公開したら観に行きますね。
ところで、「山のあなた」試写会で先日観たんですがしっとりとしたいい作品でした。ご覧になられましたか?
by 潤ファン改めころりん (2008-05-22 23:28)
潤ファン改めころりん さん、こんにちは。
コメントありがとうございます。
オースティン知らなくてもOKでした。とても面白かったです。
一緒に見た友人は映画になっているものを全部見て、本も読んで、またこの映画を観たいと言ってましたよ。しっかりはまってました。
「山のあなた」試写会に行かれたんですね。
映画は未見ですがスマスマに加瀬亮さんたち出演されてましたね。
観にいきたいです。観たい映画が沢山で困ります。
by キキ (2008-05-23 00:50)
こんにちは~。お元気ですか。
これ見てきました。結構女性客でにぎわってましたよ。
こういう映画っていいなあ。ほんとに読書会をやりたくなりますね。
TBさせていただきますね。
by coco030705 (2008-06-15 07:50)
cocoさん、こんにちは。元気で~す。
cocoさんはオースティンにかなり詳しかったんですね、きっと私より楽しまれたんじゃないかしら。^・^
文章に書くと日常の細かい出来事の積み重ねを描いているので上手く説明できないんですけど、こんな素敵な映画、観なきゃもったいないぞ!って感じの映画でした。
女性の方が共感する映画ではありますよね、きっと。
by キキ (2008-06-15 10:57)