K-20(TWENTY) 怪人二十面相・伝 [映画【か行】]
白い鳩が似合う男、金城武。今回は二十面相の罠にはまり、替え玉として追われることになったサーカスの曲芸師。「レッドクリフ」では静かに笑っている役だったのですが今回はくるくる回り、高いところから落ちる、よじ登るなど体を使った場面が多かったです。最初にサーカスで矢が飛んでくるところをバック転で避けながらという舞台。あんな近い距離でお客さんを前にやる曲芸なら見てみたいですね。^・^ でもあの距離ならお客に絶対矢が当たる?う~それは痛そう。
さて、お話は第二次世界大戦を回避した仮想日本『帝都』。仮想だから戦前の雰囲気、警察や軍隊もドイツ風なんですね。
帝都では身分制度が深まり、豊かな人と貧しい人々との格差社会が広がっている。貧しい人々はいつまでも貧しいままなのである。そんな中、美術品や骨董品を盗み出す“K-20”こと怪人二十面相が世間を騒がせていた。
ある日、サーカスの曲芸師・遠藤平吉(金城武)は、平吉の舞台を見た紳士に大金と引き換えにある写真を撮ってくるように依頼される。サーカスの団長の病気を治したい一心で引き受けた仕事だったが実は二十面相の罠で、その後平吉が二十面相として追われることとなる。二十面相の狙いは何なのか?そしてその正体は?
『ALWAYS 三丁目の夕日』のスタッフによるCGは美しく、昭和の香りが楽しめました。東京タワーが目立つ低い建物のかすむ街「帝都」の風景はなかなかです。
警察に逮捕される平吉は源治(國村隼)らに助けられ脱獄に成功、濡れ衣を晴らしサーカスに戻るために財閥令嬢・葉子(松たか子)とその婚約者名探偵・明智小五郎(仲村トオル)と少年探偵団の小林君(本郷奏多)を巻き込みながら二十面相を追い詰めはじめます。
二十面相の着ている服やマントはめっちゃ動きにくそうだけど、これはお決まりだからしょうがないのね。顔の皮をびりびりっと剥ぐと本物の顔が出てくるのはまるでルパン三世のアニメみたい。
見終わってみるとお姫様と泥棒、飛行船って「カリオストロの城」や「ラピュタ」の良いとこ取りのようなお話でした。でも最近(書いてませんが)額に皺を寄せるような作品を見ていたせいかのんびり安心して楽しめましたよ。役者さんが全員ベテラン揃いなのがちょっと気になりましたけど。
要潤・鹿賀丈史・嶋田久作さんらも二十面相が変身するチョイ役で出演、得したみたいで嬉しかったです。
エンドロールで上海がロケ地だったということを知り、平吉が帝都の地図を開いて適当にひいた直線通りに街を駆け抜けていく特訓?でよじ登る屋敷が石造りの可愛い館が多かったので、あのあたりがもしかして上海だったのかな、なんて思いました。
予告でも出ていた「え?俺?二十面相?違うよ~。」って自分を指差し否定する平吉。その仕草が学芸会みたいで笑いましたけど・・・もっと慌てなきゃね。でも金城さんはかなりかっこいいし滑舌悪くても◎です。ははは。
★★★☆
監督・脚本;佐藤嗣麻子『アンフェア the movie』 原作;北村想
っつーことは・・・
ポップコーン食べながら楽しくみれるってことね(⌒~⌒)ニンマリ
by みなみー (2009-01-19 08:48)
みなみーさん、niceとコメントありがとうございます。
ポップコーンOKです。
小さい子供から大人まで楽しめるんじゃないでしょうか。
金城さん好きなら更によしデス!
by キキ (2009-01-19 18:23)
こんばんは。
鳩飛んでましたね~!それに今回は本当に鳩が大好きみたいですね☆
> 滑舌悪くても◎です
私が慣れたのか(?)最近あまり気にならなくなってきました(^^ゞ
うん、かっこいいからいいのです~
by non_0101 (2009-01-20 22:41)
non_0101さん、こんにちは。
niceとコメントありがとうございいます。
鳩に聴診器あてながら医者に化ける研究してましたよね。
あの鳩さんは本物なんでしょうか?^・^
ん?そういえばあの鳩は結局どうなったんでしたっけ?
by キキ (2009-01-21 21:56)