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超能力者 [映画【た行】]

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2010年、韓国で一番美しいキャスティングと呼ばれたカン・ドンウォンとコ・スのW主演で話題を集めた『超能力者』を観てきました。

韓国は徴兵制があるため、カン・ドンウォンもこの撮影のあと兵役の為に入所しています。

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ギュナム(コ・ス)は廃車工場で働く青年。
友人たちと遊びに行った帰りに交通事故に遭い入院。
傷は回復したが職場からは解雇されてしまう。
再就職で働くことになった質店で、社長が「最近変なことが続いている」とこぼす。
帳簿が合わない日があるのだが、社長には全くその記憶がないというのだ。
そんなある日、質屋に奇妙な若い男が入ってくる。
その男、チョイン(カン・ドンウォン)が見つめると職場の社長や友人達が操られるように動き始めた。
彼が不思議な能力で金を盗んでいると直感したギュナムはチョインを追うが、チョインは自分の能力が効かない者に初めて出会って驚き、社長を殺して逃げ去るのだが・・・。

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超能力とは目で他人を自在に操る能力でした。
カン・ドンウォンが初めて悪役を演じるとのこと。
クルクルパーマも役作りかと思われます。背が高くて細くて素敵です。

ただ、チョインは子供の頃から義足なんですが何故そうなったのかとか、何故能力があるのかとかは全く語られません。
それと目で操るってことですがチョインを見てない人まで操られるのは不思議。
例えば駅の構内で、そこにいる人が全員直立不動になるのは違和感が。
なにかの舞台やミュージカルを見ているようです。
それに俳優たちが息を殺して止まっている演技をしているのがわかるので、視覚効果が素晴らしい映画を沢山見ているこの時代、この演技はあまりにお粗末に見えてしまいました。

ギュナムにだけ何故能力が通用しないのかも謎のまま。
ギュナム自身はまったく意識していないけど異常に傷の治りが速いところをみると彼も能力者って扱いなのかもしれませんが・・・それもよくわかんないです。
交通事故にあっても傷を負っても直ぐに治り過ぎはあんまりです。(←いや、私はコ・ス氏は大好きなんですよ)

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ギュナムには廃車工場で働く外国人の友人が二人います。
この二人はギュナムを兄貴と呼んでかなり韓国語も巧な様子、二人が出るだけでお話がとってもコミカルな方向に走っていきます。
デコボコ3人トリオでお笑いネタをからませながらチョインを追っていくんですが、監督はせっかくのイケメン俳優、コ・スをもったいない使い方をしてますね。

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「お前は俺と出会うべきではなかった・・・」というチョインのかっこいい台詞も、確かに執拗に追いかけてくるギュナムさえいなければお金をこっそり盗んでは静かにひっそり過ごしていた彼を怒らせることも被害者を増やすこともなかっただろうにと思わずにはいられません。

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そんな訳であの驚きのラストといい、なんだか入り込めないまま映画終了。

悲惨な過去を持つ超能力者が初めて自分の能力と存在を認める男と出会う。
そんな映画だからこそ監督さんの狙いは解りませんが、もっとシリアスな映画に統一した方が良かったんじゃないかと・・・。
ちょっと、いや、かなり残念でした。

  ★★★☆

監督;キム・ミンソク


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コメント 5

キキ

月夜のうずのしゅげさん、niceありがとうございます。
by キキ (2012-03-26 19:42) 

キキ

くらいふさん、niceありがとうございます。

by キキ (2012-03-26 23:31) 

キキ

non_0101さん、niceありがとうございます。
by キキ (2012-03-26 23:39) 

クローヴ

コ・スさん、カッコイイ~ですね(^▽^)初めて知りました。
もったいない使い方なんですか…。
う-ん残念。
by クローヴ (2012-03-27 06:18) 

キキ

クローヴさん、こんにちは。
コ・スさんとカン・ドンウォンというキャスト。
スタイリッシュで印象的な映像と書かれてたのでそうなのかと思ってみたらあまりに違いました。
監督さんは笑わせたいのかな?


by キキ (2012-03-27 21:12) 

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