シュガー・ラッシュ [映画【さ行】]
3D吹き替え版で鑑賞。ディズニー映画です。
第85回アカデミー賞短編アニメ部門で受賞のジョン・カース監督の「紙ひこうき」も併映されていますからかなりお得ですよ。
『トイストーリー3』でも涙してしまった私。もうすぐ終わりそうなので大急ぎで観てきました。
舞台は子供たちが小銭で遊ぶゲームセンター。
アーケードゲームとも呼ぶそうですが、そこのゲーム機の中では仕事を終えると(閉店になると)それぞれのキャラクターは翌朝の開店時間まではフリー、「ああ疲れた」ってそれぞれの家にご帰宅。
人がいなくなると動き出すおもちゃ達の様ですね。ここが「トイストーリー」と比べられる由縁。
主人公のラルフ(山寺宏一)のお仕事はアクション・ゲーム「フィックス・イット・フェリックス」のキャラクターで役割は敵キャラ。
みんなが住むマンションをそのでかい腕で壊して30年のベテラン。
ラルフが壊したマンションをプレイヤーが主人公のフェリックス(花輪英司)となって魔法のハンマーで叩いて直していくんです。
最上階まで上手く直せたらプレイヤーは金メダルがもらえます。
そしてラルフは最上階から住民たちに担がれ突き落とされゲームは終了。
そんな辛い仕事を終えて私生活?でもラルフは仲間から嫌われてて、30周年のお祝いさえ秘密にされてるのよね。うーん、みんな意地悪すぎる。
フェリックスは親にもらったハンマーで主役張ってるだけなのにみんなからはモテモテ、これは不公平だって思うのは至極当然。
彼はこの映画のコピーで使われるような「ヒーロー」になりたいんじゃなくて仕事仲間に認められて優しくしてもらいたいだけなんだけど仲間はそれをわかってくれないの。
そこで自分のゲームを飛び出して別のゲームで金メダルをもらってこようと考えるラルフ。
そうこうして(かなり中略)やってきたお菓子の国、「シュガーラッシュ」。
可愛い女の子たちが可愛い車でレースを繰り広げるゲームの世界です。
そこで出会うちょっと憎たらしい少女ヴェネロペ(諸星すみれ)。
やっと見つけた金メダルを彼女に取られて怒るラルフだったんだけど段々彼女もこのお菓子の国では邪魔者扱いをされている存在だと知ってからは彼女の味方に。
でも彼女の為と思っていたことが彼女を死なせるかもしれないと知らされ悩むラルフ。
ヴェネロペを助けることは出来るのか。
う~ん、わかるわかる。
仕事って楽しいばかりじゃない。
ましてや嫌な仕事だったらなおさら続かない。だからこそ褒めてくれる人がいないとダメよね。
主人公は敵キャラって仕事を与えられひたすら頑張って30年。なのにみんなに認められていない、そんな自分が嫌なんだよね。
そこで飛び出してみたら悪役がいないゲームは故障中ってことになってゲーム自体が廃盤の危機。
お前のせいで!!とまた仲間から責められたちゃう悪循環。
世の中は自分が思った通りには進んでくれない。
誰もが主人公にはなれないけどでも役割があって自分にしか出来ない仕事がある。
そしてそのことをわかってくれる人が一人でもいてくれたら同じ世界でも世界が違って見えてくる。
そんなことを考えさせられる映画。最後のラルフのセリフがなんとも良かったです。
お子様はもちろん、仕事や人間関係に疲れた大人が観ても面白い映画です。
GWに映画をせがまれたら是非お子様とご一緒に観てください。
パステルカラーの美しいお菓子の国はさすがのディズニー映画ですよ。
あの美しさにどのくらいの人がこの映画に関わったんだろうと思います。
★★★★
リッチ・ムーア監督作品
月夜のうずのしゅげさん、niceをありがとうございます。
by キキ (2013-04-30 17:41)
こんにちは。
キャラクターもゲームの世界も楽しかったですね~
ラルフの境遇は可哀想でしたけど、ラストはほっとしました。
どんな年齢層でも楽しめる作品なんて、さすがはディズニーですね☆
by non_0101 (2013-05-03 22:26)
non_0101さん、こんにちは。
このアニメに携わるディズニーの日本人のアニメーター女性の特集を観たので観たいなあと思ってました。
ディズニー映画はラストはほっとしますね。
by キキ (2013-05-04 10:15)
全くやりたくない仕事をやっていて疲れています。
観た方がいいでしょうか(笑)
by クローヴ (2013-05-10 23:15)
クローヴさん、こんにちは。
悪役じゃなくても仕事って辛いですよね。
私も我慢するものだと思って働いています。(笑)
by キキ (2013-05-11 13:26)
YaCoHaさん、こんにちは。niceありがとうございます。
by キキ (2013-05-21 07:16)