フューリー [映画【は行】]
1945年、4月。第二次世界大戦中のドイツが舞台。
連合軍はナチス・ドイツとの戦いで最後の総攻撃をかけようとしていた。
第2機甲師団第66機甲連隊に所属する「フューリー」号は副操縦士を前の戦いで失い、新兵のノーマン(ローガン・ラーマン)を新しい副操縦士として迎える。
〝激しい怒り”を意味する「フュ―リー」号搭乗員はリーダーのドン・コリアー(ブラット・ピット)、砲手のボイド・スワン(シャイア・ラブーフ)、装填手のグレイディ(ジョン・バーンサル)、操縦手のトリニ(マイケル・ペーニャ)。北アフリカ戦から同じチームで戦い、生き残ってきた猛者たちであった。
戦車を見ることも戦争に参加することも初めてのノーマン。
ドイツ少年兵への攻撃をためらったせいで先頭を走るパーカー中尉の戦車が破壊されてしまう。
ドンは怖気づくノーマンに無理やりドイツ兵を銃殺させるのだった。
司令官がブラピでその相棒になんとシャイア・ラブーフ、通称〝バイブル”。
クリスチャンでありながら冷酷な殺し屋という役です。
かつてスピルバーグの秘蔵っことも言われたシャイア・ラブーフ、久しぶりに映画館でみた気がします。『トランスフォーマー』も新作は彼はじゃなかったし。
最近は奇行やトラブルメーカーの話題ばかり目立っていたジャイア。
この映画を観る限りでは風貌はちょっと大人になってました。
でも役作りのために歯を抜いたり顔をナイフで切りつけたりシャワーも浴びなかったので共演者に嫌がられたり…ということはあったみたいです。
ティーガーIというドイツの戦車との戦いがこのウリ。
世界に7台現存しているティーガーのうちイギリスのボービントン戦車博物館に保管されていた唯一稼働するものを使って撮影が行われました。
他の戦争映画と比べても戦闘シーンが多めです。
しかもかなりリアルな映像で見慣れない方はキツイかも。特に女性にはちょっとね。
戦車戦が中心の映画というのも珍しいのですが、この映画を観ている間、松本零士さんの「戦場漫画シリーズ」の「この世には無敵の戦車などはない、あるのは鉄の棺桶だけだ…」という台詞が思い出されていました。
この映画に関してもそう、まさに鉄の棺桶。
フュ―リーは終盤動けなくなりますから300人のナチス兵 VS 連合軍5人(+動かない戦車)の戦いとなっていきます。
旧約聖書の比喩表現が多様されるので知識がないとわかり難い部分も多いです。
新兵のノーマンが戦いを通じ兵士として成長していく様が描かれていきます。
攻略した村のドイツ女性との恋?がノーマンの成長の引き金となる展開ですがこれがまあ、女性が観たら全く共感出来ないエピソードです。
ピアノが上手くらいで一瞬で敵兵を好きになるものでしょうか。
ブラピをフュ―リーのクルーがとても信頼しているエピソードが少ないし、クルーの命を一番に大切にしている設定にも関わらすあのラストの命を懸けた決断になるのは共感出来ませんでした。
戦車好きな方は劇場で。 ★★★
それ以外の方はレンタルショップでいいかも。
戦争映画ではお勧めはやはりアメリカ映画では「プライベートライアン」。
スピルバーグ監督製作総指揮の「ザ・パシフィック」(全10章)というTVドラマも最後の沖縄戦では震えます。
監督はデヴィッド・エアー。
17歳でアメリカ海軍に入隊し潜水艦の乗組員としての勤務をした後脚本家を経て映画監督になったそうです。
軍人さんが作った映画は、ヒロイズムに走るのか・・・?
反面の、ニヒリズムが濃くなるのか・・・?
この監督さんは、きっと、いまなお戦争にロマンをもたれているのでしょうか。
それにしても、「役作りのために歯を抜いたり顔をナイフで切りつけたり」って・・・ハリウッドって、すごいわ〜(^_^;
by のらん (2014-12-20 15:52)
のらんさん、こんにちは。
戦車好きな方には実際に動いているドイツのティーガーという戦車の姿はすごいことなんでしょうね。
見事に年齢高めの男性の方ばかり座っていらっしゃったのでびっくりしました。
もうブラピを見に来る女性客はいないのかと(*_*;
シャイア・ラブーフは最近色々あるようで。
特別だと思います。たぶん・・・。
by キキ (2014-12-21 11:49)
non_0101さん、こんにちは。
niceをありがとうございました。
by キキ (2014-12-23 11:42)
月夜のうずのしゅげさん、こんにちは。
niceをありがとうございます。
by キキ (2015-01-02 14:14)
bee-15さん、こんにちは。
niceをありがとうございました。
by キキ (2015-04-05 10:19)