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タロットカード殺人事件 [映画【た行】]

ウディ・アレン監督、脚本、主演作品。

 

アレン監督はスカーレット・ヨハンソンを前作「マッチ・ポイント」に続き2度目のヒロインに。
しかも今回はしっかり共演してます。
スカーレットは「マッチポイント」とは全く違う、コミカルな大学生役。
絶えず丸い眼鏡をかけさせるのはコメディだから彼女の美しさを隠させるため?
水着姿も披露してくれますがふっくらめで意外。

   

舞台はイギリス。

著名なジャーナリストのジョー(イアン・マクシェーン)は突然の発作で急死してしまう。

ところが三途の川?を船で渡っているとき、同じ船に乗り合わせた女性からとっておきのスクープネタを聞かされる。

それは最近起こっているタロットカードが現場に置かれるという連続殺人事件の犯人は、自分のボス、ピーター・ライモン(ヒュー・ジャックマン) ではないかということ!

彼女はその秘密を誰かに確認しようとした途端、その日の午後のお茶に毒が入っていて毒殺されたのだという。
う~ん、とってもイギリス的殺人♪

ジョーはそんなスクープを知ってしまったら死んでも死に切れないって事で、死神の目を盗んでこっそり川を逆走。

幽霊となって現れたのが、たまたまアメリカからイギリスに遊びに来ていて、たまたま観に来た劇場のマジックショーで、たまたま体が消えるというマジックの舞台の箱の中にいたジャーナリスト志望の学生サンドラ(スカーレット・ヨハンソン)だったわけなのね。   

        

その舞台のマジシャンのスプレンディーニ(ウディ・アレン)もサンドラに無理やり協力させられ、彼女の父親ってことで二人でピーターに近づいて行きます。

溺れるふりで近づいたプールでピーターはサンドラの水着姿に恋しちゃってしめしめ、だったのに、そのうち素敵な紳士のピーターにサンドラの方が恋してしまい、殺人事件のスクープなんてどうでも良くなっちゃう。女の子は恋に生きなきゃね。

そしたら今まで渋々サンドラに付き合っていたスプレンディーニの方が事件を追いだして、ピーターには怪しい証拠が次々と見つかって!?

ジョーの幽霊も現れてはいろいろいってくるし・・・・サンドラは大丈夫?この事件の真相は?

クリストファー・ノーラン監督の「プレステージ」で共演していた時はヒューがマジシャン、スカーレットはそのアシスタント役でしたけど、今回のマジシャン役はウディ・アレン。 
ハンカチやカードを使ったマジックを見せてくれます。

   

ハンカチは縦じまが横じまになったり、水玉がストライプになったり、とかはありません。

 ちょいと不評だった 「プレステージ」2006年米

ノーラン監督からは「絶対にラストは教えないで」と口止めされてる映画。
しかしあのラストを上手く説明するのは難しい。 

                                                                                                               

登場人物も少ないし事件のストーリーは単純なので、アレン監督とスカーレットの二人のどたばたを楽しく鑑賞する映画かな。
と~っても人騒がせな幽霊がやってきたせいで三人の運命は変わっちゃうんです、さてどうなるんでしょう。
大笑いをするというより、ひやひや、くすくす。
最後まで笑える楽しい映画でした。
  ★★★☆

ところで。秘書を殺した犯人は本当に彼だったのかなあ?だってタロットカード殺人事件の犯人は・・・・。


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デジャヴ [映画【た行】]

      

デンゼル・ワシントン主演の映画大好きです。                                                               「トレーニング デイ」「マイ・ボディガード」は、えっ、こんな話だったの?って前半と後半で展開が変わって、いい意味で意外な映画。                                                    張り切って映画館に行ったらあれれ、公開直後に行ったにもかかわらず意外に座席数の少ない小さい部屋。Σ(゜□゜;)。デンゼルって人気ない??

 

デジャヴ。「一度も体験したことがない」のに「過去に実際に体験したことがある」と感じること。 

確かにそんな感覚は存在しますよね。この人や風景はどこかで見たことがあるとか・・・。                            予告を見てもそんな感覚が展開していく映画かと思いきや・・・・・・不思議現象のお話ではなく、と~ってもSFでした。

 

2006年2月28日、ニューオリンズ、カーニバルの日。海軍の水兵とその家族たちを乗せたフェリーが突如大爆発を起こし543人の犠牲者を出す惨事となる。

捜査官ダグ(デンゼル・ワシントン)は現場を捜査し、爆発がテロだった事を証明する。

その直後に爆発現場で水死体であがった女性クレア(ポーラ・パットン)。                                 指を切られ口にはガムテープが張られた痕があるクレアの死体は『爆破事故に見せかけるための殺人』で、今回の爆破犯人と関係があると見抜いたタグだが同時にクレアに強い興味をもつ。               クレアの殺人を調査するため、彼女の部屋の捜索へと向かったタグ。するとそこにあったのは…。

 

 

 

今から観る方の為にあまり言ってはいけませんがちょっとだけ。 

とっても凄い機械が出てきます。その機械を使うことで後にデジャヴにつながっていくんですけどね。(でもあれってデジャヴ?)                                                                                     製作担当の学者が“偶然出来たもの”って言ってたような気がするんですけど、なんと衛星監視システムを使って過去が覗けるんです。一体何を作ろうとしたらこんなシステムが出来るんだ?って心の中で突っ込みを入れてしまいます。

このシステム、たとえビルの中でも壁をすり抜けて見たい場所なら何処でも見せてくれます。                          アングルも変え放題。右に回って、とか正面に回りこんで、とか頼めば自由自在に回転。                         まったく個人のプライバシーなんてあったもんじゃない、とんでもない機械なんです。                         悪い事に使われたら超怖いです。 

覗くには「時間」と「場所」の制約があって、現在流れている時間の4日間と6時間前でなければ見れません。なので見たい時間が来るまで待たなきゃいけないし、それより前の時間は見たくても見れないし。それに一度に見られる場所は1カ所だけ。見れない場所もあるんですね。                         と、いう訳で事件の犯人がその時間どこにいるのかはっきりしないと何処を覗いていいのかわかりません。

そこで勘のいいタグが呼ばれてこのシステムを使ったフェリー爆破事件捜査に加わる事になるんです。タグは事件の鍵になると睨んだクレアの部屋を覗く提案をするんですが、すでに死体で対面したクレアが4日と6時間前にはちゃんと生きていて彼女の部屋で普通に生活している。その姿に恋をしてしまうんですね。

その後タグはこんな迷惑な車がいたらたまんないよっていう事故は起こしまくるし、心臓止まって、カウンターショック(ERをご覧の皆さんはよく知ってる心臓に電気ショックを与え蘇生する機械、すごく痛そうなんだけど。)直後にはもう元気に動き回ってるし記憶飛んでないしで、そりゃもう何度も死にそうになりながらもありえない環境でも彼女の為に努力をする訳です。愛は偉大。

「マイノリティリポート」+「ドラえもん」もはいってるな、もうちょっとで「蝿男の恐怖」も作れそう?なんてあほな事を考えてると、とっても展開早くて話についていけなくなるのです。                                             今まで見たこともない時間差のカーチェイスやフェリー爆破までの緊張感と爆破のすごさ!クレアの部屋に残された事件の手がかりは?!と見所は沢山です。                                              あのラストは、その後の時間が経てばまた変わるのかも、ね。とっても面白かったです。

  ★★★★                                                                                                                            

 

どこでも覗けるといわれて覗いちゃうと美女がシャワーしてるはなぜ?

                   

監督;トニー・スコット   製作;ジェリー・ブラッカイマー

出演;デンゼル・ワシントン  ポーラ・パットン  ヴァル・キルマー  ジム・カヴィーゼル


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ドリームガールズ [映画【た行】]

エフィー役のジェニファー・ハドソン(右)。やっぱりアカデミー助演女優賞受賞しましたね、圧倒的な歌唱力、素晴らしかったです。今後に期待の新人です。

この映画は1982年にトニー賞6部門を受賞したブロードウェイミュージカルを映画化したもの。                                               コーラスガール3人組の女の子、ディーナ(ビヨンセ・ノウルズ)、エフィー( ジェニファー・ハドソン)、ローレル(アニカ・ノニ・ローズ)は大スターのジェームス(エディ・マーフィー)のバックコーラス“ドリームメッツ”としてマネージャーのカーティス(ジェイミー・フォックス)に見出される。                                                                                                        やがてスーパースター“ザ・ドリームズ”となる三人にはそれぞれの成功と挫折が訪れる。

それにしてもビヨンセは美しいです。ダイアナ・ロスがモデルだとか?                                    でもそのビヨンセのファンががっかりするくらいジェニファーが目立ってます。ビヨンセが控えめな役だったせいでもあるのでしょうが。                                                                                    それとエディ・マーフィーも素晴らしい歌唱力と熱演!                                                                                      ストーリーは特に最後近くは雑にまとめられちゃった気もしましたが美しいステージ、豪華な衣装、素敵な歌。歌。歌。絶対映画館で観たい(聞きたい?)映画です。

    ★★★★でした。

監督; ビル・コンドン「シカゴ」「ゴッド・アンド・モンスター」                                                              出演;ジェイミー・フォックス 「Ray/レイ」「ステルス」、 ビヨンセ・ノウルズ「ファイティング・テンプテーションズ」、 エディ・マーフィ「ホーンテッドマンション」、ジェニファー・ハドソン(新人)


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ディパーテッド [映画【た行】]

 

オリジナルの香港映画『インファナル・アフェア』は残念な事に観ていません。                                                          この作品も大まかな筋やラストはTVなどで情報は得てましたけど、公開前の絶対観たいと思っていた期待が、公開後 傑作といわれるオリジナルと比べられかなりの『不評』なのでどうしようかと迷ってました。でもせっかくなのでこのままのなるべく予備知識を持たないままで、映画を観ようと思い行ってきました。                                                                                     

ディカプリオが演じるのはマフィアに潜入した警察官ビリー。                                     優秀な成績で警察学校を卒業したビリーは犯罪者の家系に生まれていた為に、上司(マーティン・シーン、マーク・ウオールバーグ)に適任者として選ばれ、全ての警察官としてのデーターを消されて警察の”ねずみ”としてマフィア組織に潜入捜査を命じられる。                                そのマフィアのボス、コステロ(ジャック・ニコルソン)は同時に警察にコリン(マット・ディモン)を内通者として送り込んでいた。それぞれの正体を隠しながら探り合うふたり。

組織に正体が知れてばれたら殺されてしまうという恐怖、常に自分は疑われているのではと疑うストレス。精神科医にもらう精神安定剤を飲みながらの仕事は、自分が望んだ警官としての仕事ではなくマフィアとして働く事。マフィアのボスに従わねばならぬ戸惑い。                                            こんなことはやりたくないと願うビリーの恐怖が伝わり、久しぶりに恐怖と緊張感が最後まで続く映画を見せてもらいました。今回のディカプリオ、かなりいいです。 

なんで?と思うこともありましたがこの映画、かなり怖い。                                                   このどきどきする感じを味わいたいから映画みてるんだなって思います。                         [★★★★★] やっぱりオリジナルも観るべき?^・^;

監督;マーティン・スコセッシ 「アビエイター」、「タクシードライバー」                                               出演;レオナルド・ディカプリオ「アビエイター」、「タイタニック」 マット・ディモン「ブラザーズ・グリム」、「オーシャンズ11」 ジャック・ニコルソン「恋愛適齢期」 ほか


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ダーウィンの悪夢 [映画【た行】]

 http://www.darwin-movie.jp/

この映画はアフリカのタンザニア、ヴィクトリア湖周辺を4年間撮影したドキュメンタリー。                     インタビュー形式で進んでいく。 

多様な生物が住むために“ダーウィンの箱庭”と呼ばれ、淡水湖では世界第2の大きさを誇る湖であったヴィクトリア湖。 しかし今は半世紀前から湖に放流された外来魚、グロテスクな「ナイルパーチ」があらゆる在来魚を食いつくして生態系を破壊してしまっている。  

しかしこの魚が白身魚としてヨーロッパや日本に加工され輸出されることで新しい経済を生み出しているのも事実なのである。村を捨て湖の周りには猟師が集まり、輸出や加工で裕福になる人がいる反面、増えていく貧困、売春、暴力、、麻薬、ストリートチルドレンたち。                                                                                                                                                                               親は子供達を捨て、エイズで死んでいく。食べ物も無い救いようのない現地の悲惨な人々の生活実態が映し出される。エイズを予防する術も教えられない。薬もない。麻薬は小さな子供達も現実を忘れるために日常的に使われるている。

ではこの魚が悪なのか?この魚がいなければこの貧困は起こらなかったのか?                   これから私達はスーパーに並ぶ白身魚を魚を買わないようにすれば、ファミレスに並ぶ白身魚のフライを食べなければアフリカの人々が救われるのだろうか?(実際そういうボイコット運動が起こり、それがタンザニアという国のボイコット運動にもなってしまいまったそうです。) 

そして現地の人は高くて買えないその魚を輸入する遠い裕福な国の私達が、物資を送ったり募金をしたら救われるのであろうか。送ったとしても物資は困っている人々には届いていないし、彼らが本当に必要なのものは教育であろうと思われる。                                              ここに映し出されるのは一部の事実でタンザニアの全ての人がそうなのではない。                                                            白身魚の生まれた湖周辺の、今日も起こっているであろう普通の日々を少しだけ垣間見ただけである。

                                                                        余談だがナイルバーチを1954年に放流したのは英国植民地時代のイギリス人の水産技官であったこと、それは湖に生息する淡水魚の乱獲によって漁獲量が激減したための窮地の策だったということ、今もアフリカに武器を輸出する国もイギリスであるらしいこと。                                  そして湖の名前もイギリスの女王の名前である「ヴィクトリア」である。 

 

去年観た「ナイロビの蜂」での、あのアフリカの貧困の悲惨さが少し理解できたような気がしたので[★★★☆]です。

監督;フーベルト・ザウパー                              


父親たちの星条旗 ★★★★ [映画【た行】]

スティーブン・スピルバーグ製作。監督クリント・イースト・ウッド。

”兵士達は、祖国のために戦うが、戦友のために死ぬ”

葬儀社を経営する老人が長い人生に別れを告げようとしていた。                                                       彼の名前はジョン・”ドク”・ブラッドリー(ライアン・フィリップ)。                                                  海兵隊の衛生兵として1945年の硫黄島での戦いに参加し、頂上に星条旗を掲げた『硫黄島の英雄』の一人であった。しかし彼はその後、家族にさえもその事実を語る事はなかった。

硫黄島の地下に潜って死を覚悟した日本兵との銃撃シーンは壮絶。                                              やがて頂上に掲げられるアメリカの星条旗。                                              配信されると同時にアメリカ中を熱狂させることになるこの瞬間の写真は、実はある事情で2回揚げられ(最初の星条旗の写真は世に出ず)2枚目の星条旗を揚げている時に写された写真なのである。その2枚目の写真に写っていたのがドグたちだった。 

写真の反響が大きくなるとドク、アイラ(アダム・ビーチ)、レイニー(ジェシー・ブラッドフォード)の3人は戦場から呼び戻された。あの写真の他の3人は戦死している。

生き残ったドクたちは戦争も終盤で資金も底をついた政府の広告塔として利用されていく。                           花火のあがるスタジアムで星条旗を掲げるシーンを再現させられ、「公債を買って下さい」と語るヒーロー達。熱狂する観客の喚声と花火の音。しかし、親友が、戦友たちが倒れていく戦場がフラッシュバックされていく。あの写真の英雄は本当は俺達ではないのだと。

英雄に祭り上げられる事を利用する者、拒否する者、忘れ去ろうとする者。                                    アメリカ側から観た硫黄島の戦いは、3人の兵士のその後の人生を追いながら 戦争の恐ろしさ、虚しさ、残酷さと 戦争を続けるために行われた裏側に潜む嘘と真実が語られる。          

                                                                                                                 

日本人が観たいのは次回作の『硫黄島からの手紙』の方であると思います。                           私もアメリカ人の監督が撮る 敵国であった日本人側の戦争はどのようになるのか、『パールハーバー』などで観た違和感だらけの映画ではない、そんな期待で待っています。


デスノート後編 the Last name ★★★ [映画【た行】]

誰が死に、誰が生き残るのか―――。

 

監督;金子修介 主演; 藤原竜也  松山ケンイチ  戸田恵梨香

原作を読んでいる人と読んでない人では感想が違うと思います。                                                                                                                   私はコミックの原作が面白かったので前編の出来には不満があり、後編も期待はせず観に行くのも迷ったんですがこれが意外。後編は前編より面白かったです。                                                                                                                                                             前編はLやワタリやFBIが全員日本人だったりでビックリだったんですけど、配役の違和感には慣れてしまっていたからかな?                                                                                                                                                    後編のストーリーもやはり変わってはいますが、映画としては上手くまとめられていました。                                                                                                                                                                         月(ライト)はもっと緻密な性格のはずなのに これは無いかな、なんて思う普通の人的終盤の展開が惜しかったですけど。                                                                                                                        藤原君より松山ケンイチの方が目立ってました。

何が正義かって難しい問題ですよね。死神には惑わされないようにしましょう。                                                                                           


手紙 ★★★☆ [映画【た行】]

 

監督;生野慈朗 主演;山田孝之 玉山鉄二 沢尻エリカ 吹石一恵 尾上寛之 杉浦直樹

桜が舞い散る木の下で手紙を読む青年・直貴(山田)。                                                その手紙には刑務署の検印の桜の形の印が押されている。服役中の兄(玉山)から来た手紙だった。

工場で働く直貴は 兄の犯した罪と、犯罪者の家族である事を隠し暮らしている。                          兄が犯した罪は強盗殺人。直貴の大学資金が欲しかったためである。                                      今ではただ一人の家族であった兄とつながるのは手紙だけとなり、中学からの友人・裕輔(尾上)以外とは誰とも打ち解けず、同じ工場の食堂で働く由美子(沢尻)が話しかけても心を開こうとしない。                                                                     ある日この職場でも恐れていた事が起こった。兄の手紙から犯罪者の弟だという事が知れてしまったのだ。                                                                 その同僚とは喧嘩になるが、夢を諦めるなと言われ 同僚も元服役囚だった事を告げられる。               それをきっかけに直貴は工場を辞め、裕輔と共に中学から夢でたあったお笑い芸人を目指すのだが・・・。

監督は「3年B組金八先生」や「男女七人夏物語」、冬彦さん現象を巻き起こした「ずっとあなたが好きだった」、「オレンジデイズ」などなどヒットドラマを送り出した生野慈朗。原作は東野圭吾。

・お笑い芸人になる山田孝之が漫才をするのだが ネタが面白くない。                                                 ・沢尻エリカは最初に出てきた時と再会したときがあまりに違いすぎて同一人物に見えない。                                   ・吹石一恵との恋も、ひたむきに好意を示す由美子へのあまりに冷たい態度をみているだけに素直に納得出来ない。                                                                            ・塩尻エリカが焼くお好み焼きが全然美味しそうじゃない。(笑  など                                                         その他にも不満もあったけど、後半直貴が勤める会社の会長が 直貴に諭す言葉がかなり印象的でこれを聴くだけでも見に来てよかったと思った。

手紙は兄から弟へ。弟から兄へ。由美子から直貴の兄へ。そして加害者から被害者の家族へ。                                  それぞれの想いがあり、受け取る側は書いてる人の想いを受け取れない事もあるし迷惑だとさえ思う。罪を犯すことの重さ、その家族への差別。差別される事で湧き上がる理不尽でどうしようもない想い。恨み。                                                            いろんなことを考えさせられた映画でした。                                                          自殺や殺人のニュースが絶えない昨今。人生がこれから始まる中学生や高校生に見てもらいたいと思いました。


時をかける少女 ★★★★ [映画【た行】]

テアトル梅田で。10:10と20:50という1日2回の上演。
今回テアトル梅田には初めて行ったけど、日曜日の朝は行列出来てました。ギリギリに行ったからもうこの分では入れない…時間が過ぎてしまう(T.T)と覚悟しながら最後尾に。しかし入れました。というか全員入るまで待ってくれてたみたい。ロフトの地下にあるこの映画館、どうやら一部屋しかない映画館のようです…。
『本日は大変込み合っております。立見席で宜しいでしょうか〜?』と係員が沢山並んでいる地下への階段を叫んでいきます。みんな動きません。せっかくきたから立見でも何でも入りたい。
でも立見だと前の背の高い男の子たちの影で画面の1/3は隠れちゃいました。

映画はとても面白かったです。さすが次期宮崎駿と言われているらしい監督の細井守。日本人が好きなアニメーションって感じ。普通の女の子がある日突然不思議な能力を持ってしまうってやつ。絵はエヴァンゲリオンのキャラクター設定の人が描いたらしいし、原作の小説はほんのちょっぴり匂わせて(理科室とかくらいかな・ラベンダーの香りはなし)すっかり現代の話になってます。原作の主人公は今回の主人公のおばという設定。『タイムリープなんて良くあることよ♪』と軽く流して忠告してくれます。そ、そうかぁ・・・・・・・??
普通の高校生、紺野真琴はあるきっかけからタイムリープ能力を持ってしまう。なぜ?でもこんなに便利なものなら使っちゃえ!
カラオケを延長したいとか、テストの点数が悪かったとか、妹に食べられてしまったプリンを食べたいとか。そんな毎日のちょっとした事で何度も何度もタイムリープしてしまう真琴。でもやり直しの時間の中で自分がするはずの失敗を他の誰かがやってしまったり、電車にはねられるはずなのは自分なのに大切な友達が!?
気になる彼がせっかく告白してくれたのに時間を戻してしまったら別の子と付き合ってしまうし。それから何度戻ってももう告白してくれない。


真琴は高校生だからそんな事に使えるけど、私なら今の記憶を残したまま自分が戻れるとしたら何時を選ぶだろう。やっぱり中学生か高校生くらいかな。でも記憶が残っていたらやっぱり後悔するんだろうね。今の世界がすっかり無くなってしまうんだから。でも一度でいいから時をかけてはみたいね。

でも映画館では時々タイムリープしてるかも。時間が飛んでたり映画が終わってたりするもん。やっぱりよくあること?


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デスノート 前編 ★★ [映画【た行】]


監督 金子修介、主演 藤原竜也(夜神月)、松山ケンイチ(L)

そこに名前を書くと、書かれた人は死んでしまう・・・死神リュークが落とした死のノートを拾った夜神月。
法が裁けない犯罪者の名前を密かに書き込んでいくうちに"救世主キラ”という名前で呼ばれる存在となっていく。
目に見えない殺人を阻止するために 数々の世界の迷宮入り事件を解いてきた、“影のトップ”“最後の切り札”とも云われる探偵"L”が゙現れる。全世界の警察を動かせる唯一の人間であり、名前も顔も居場所も、通常は誰にも知らない "L”との頭脳戦が始まる。
月は捕まるのか?Lは殺されるのか?

少年ジャンプ連載の人気漫画デスノートの映画化。
月は高校生から法律を学ぶ大学生に、内容も少し変わっているし原作にはいない月の女友達詩織も出演。彼女が絡む事により話は後編へと続きます。
りんご好きの死神リュークはCG。声は中村獅堂。
漫画のファンが沢山観に来てました。(私達もそうだったんですが)

デスノートの所有者月は表向きは優秀な大学生。父は警察官。
しかし自分の理想の世界を創るためならその手段を選ばなくなっていく。
そのためには家族を欺き、邪魔な人間は皆殺してしまう。
ノートに名前が書きこんでいくのも最初は犯罪者。しかし月を疑う罪もない警察官となり、その恋人。
全てを消してゆく月・・・・。

漫画が好きな人は観て比べて下さい。まあ、そんな感じかな・・・。


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